このページは元魔王さまのリュエル=ロウィエが魔眼の質問に答えるコーナーです。

 

※質問は随時更新されます。

※魔眼の自由訓練音源をアップロードしました。詳しくはサイト上のナビゲーションバーから「ダウンロード」のコーナーをご参照下さい。


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※稽古にあたっての注意点

「初日の稽古は長時間空を見上げるため、首を痛めないように注意をするのだぞ? 対策としては角度のあるベンチに座って楽な姿勢で行ったり、暖かい日にレジャーシートを公園の芝生に敷いて横になって行うのは特にオススメだ。くれぐれも無理のない姿勢で行うようにな」


 

 

2017/1/10

Q:新年明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します。

今回はご報告になります。

魔眼についてですが、やはりまだちょっと曖昧で、ピンときてはいませんでした。

しかし、今年福財布を買う時に何となく分かったような気がしたのです。

魔眼とは、観測することによって対象のものに強力なレッテルを張るものなのではないか?と

 

今回、福財布を買った際。財布に魔眼で黄金のオーラを纏わせました。

財布は長財布やら年収の200倍やらいろいろな話がありますが、要は魔眼とはこの一般的なジンクス(?)を無視、もしくは改変して自分の都合の良い力を与えることができる能力なのではないかと

 

極端な例をあげるならば売価って売り手が勝手に決めてますよね?この財布は年収の200倍という法則に当てはめるならば、買った財布の値段がいくらであろうが、魔眼で「100000円の力がある財布だ」とイメージすれば元の値段は関係なくなるのではないかと

魔眼とは、そういう能力ではないか?とこのように思い当たりました。

お時間のあるときにでも「合ってる、違う」ぐらいで構いませんので教えて下されば嬉しいです!

 

追伸

正月の恋ちゃんが可愛すぎました。

 

A:これは答えを先に言うならばYesだな。

レッテル貼りというのは言い方はシンプルでアレだが本質的にはかなり近い。

 

こうした言葉の意味がわかってくれば私が常日頃口にしている「観測する」という言葉が、単にぼーっと物事を見ているだけとは全く異なる意味だということに気付くだろう。

今回の便りは人によってはかなりピンと来る言い回しになるかもだからな、役立つシェア情報になるはずだ。

 

※レンについては貴様達の中でもかなりの人気らしいな、元旦特別ドラマといい私も楽しく視聴させてもらったぞ。ククク…。

 

 

2017/1/9

Q:リュエル様

先日ご報告した内容にコメントして頂き、どうもありがとうございます。とても励みになります。今回は、世界の本質についての気づきをご報告させて頂きます。

 

少し前にガイドから「全ては、すぐ目の前にある」ということを聞きました。

私は、それが世界の本質なのだろうと考えています。

きっと、本質はすぐ目の前にあり、物理世界の制限がなければ、手を伸ばせば届く位置にあるのだと思います。

恐らく、それは私の目にも常に「見えている」のでしょう。

認識することができないだけで。

「魔眼」とは、「すぐ目の前にある世界の本質に対して、存在自体が持つ『見る』力で働きかけること」なのではないでしょうか。

 

そして、デビルアイマスターと魔法使い入門それぞれの世界構造の説明は、「見えている」けれども認識できない世界の本質へのアプローチの仕方の違いなのだと思います。

 

デビルアイマスターでは、「見えている」ということに焦点を当てていて、実際に力を行使してみることで、世界構造に迫ろうとしていると思います。

『インナースペースでは何でもできる』ことを利用して、世界の本質を認識できる存在と同じ視点に立てる仕組みになっているのではないでしょうか。

 

魔法使い入門は、どうすれば物理世界でも認識できるか、という方法に主眼が置かれているように思います。

扉などの境界を跨ぐイメージや、時間軸、可能性軸といった座標系のイメージによって、物理世界の制限を超えた先を見られるように工夫されているように感じます。

ご報告内容は以上です。

今後は、さらに私自身、そして世界について、深く理解していきたいと考えています。

 

A:なかなか良い感じに物事を捉えているな、悪くない解釈だ。

 

>>「すぐ目の前にある世界の本質に対して、存在自体が持つ『見る』力で働きかけること」

 

この解釈はなかなか良いところまで来ているぞ。

後はその「見る」をどうやって見るかがわかれば更に歩みをすすめることが出来るだろう。

 

魔法使い入門は誰でも入りやすい形にするため扉や境界線、ビジュアライズの助けを借りてイメージの力をわかりやすく強めている。

最終的に行き着く境地は同じだが、その過程の考え方や認知の仕方は山登りの選択ルートとしてみると東ルートと北ルートほどの違いはあるからそこは注意だ。

(そのあたりは魔眼での世界の捉え方と、魔法使い入門での世界の捉え方では幾分違うところにも現れているな)

 

魔法使い入門に対して「魔眼」は見るだけだ。

あまりにシンプルすぎて習得には人を選ぶが、ハマれば一気に飛び級が出来る。

ただし…「見る」ことがどれだけ難しいかは比較的理解が進んでいる貴様も少しはわかってきているようだな。

 

ただしこれらは登るルートは違えども相互補完できるものから、魔法使い入門でイメージ能力を強めれば魔眼に活かせるし、魔眼を強めた力で魔法を行使すれば魔法の効果は強まる。

山登りで2つのルートを歩けば、山の全体像も見極めやすくなるのと同じだな。

 

 

2016/11/28

Q:魔眼を学んでから、なんとなくソシャゲのガチャをする時に魔眼っぽく、欲しいキャラが出る場面をイメージといいますか見ているつもりになるといいますか、とにかくそういった事をやっているのですが、これが中々効果があるんだか無いんだか、ちょっとずれてるけど確実に効いてる気はする!みたいな事が起きています。

具体的には、最高レアで欲しいキャラをイメージしながらガチャを回すと、欲しいキャラじゃないけど最高レアのキャラが出る、という事が起きています。

例えるなら◎←の的自体に当たりはするものの、真ん中の○には当たらない感じで、微妙なズレを感じています。

しかし最高レアなんか(無課金~微課金なら)1、2か月に1人引ければいい方じゃない?みたいな感じなのですが、今月だけでもう5人も引いています。

一度だけ欲しいキャラそのものズバリを当てた事があるのですが、その時は謎の高揚感と共に「出るんじゃない、出すんだ!」という気概でもってガチャに挑みました。

最高レアが出ること自体は嬉しいものの、やはり的のド真ん中を華麗に撃ち抜いてみたい所です。

 

質問1:そこで質問なのですが、魔眼の精度を上げるコツというものはありますか?

もしくは、こういう使い方自体が精度を上げる練習になっているのでしょうか?

 

ガチャの話について、もう少しお聞きしたい事があります。

今やっているソシャゲで最高レアはそんなに出ない、と先程書きましたが、その中でも私は割と出ているな~、という気がしています。

私はガイドを時々地震や台風の被害に遭った場所等に支援的な感じで出張させているのですが、出張させると必ずと言っていい程最高レアが出ます。

(余談ですが以前他の方の質問であった「星間ネットワークのお手伝い」にも、質問を見た後で行ってもらいました。お手伝いになってるといいなあと思います。)

また、何かナイスな気付きというか閃きというか、そういうものがあった時にも、何だか「よくできました~」って言われているようなノリで最高レアが出ます。

普段からガチャを引く時には、普通レアが出ても乱数調整だから問題無いし~、と思うようにしたり、最高レアが出てラッキーな自分または最高レアを出せる能力がある自分を受け入れてみたり、またガチャという形式上当たり外れが一目瞭然なので、訓練的なものに使ったりと、何かと好き放題使っているガチャなのですが、そういった訓練じゃないけど何かナイスな事の後に出る最高レアというものは、一体どういう原理…といいますか、非物理的な何某が働いているのかがとても気になっています。

 

質問2:宜しければ、まほー工房の方々の見解をお聞かせ願えないでしょうか?

 

もう少しだけ続きます。お付き合いいただけると有り難いです。

魔眼を学び使うようになってから、目の負担が増えた気がするのですが、それに付随して色々な事がありました。

私は以前から左右の視力が違う、いわゆるガチャ目というものなのですが、最近目が悪くなったような気がして調べてみた所、悪い方の目が更に悪くなっていました。

また、ガチャ目だと脳の方で視界に補正をかけているので、頭は疲れやすくなるわ肩は凝りやすくなるわでいいこと無い、という事を知りました。

まさにそんな感じの不調に悩まされているので、今度眼鏡を作ろうと思っています。

しかしながら、ガチャ目だと脳が視界に補正をかけるということは、眼鏡をかけてその補正機能を使わないようになれば、脳の作業スペース空くんじゃね?と逆に考えてちょっとワクワクしています。

例えて言うなら、超高性能デジカメを持っているけど、レンズがポンコツで撮れる写真は常にボケているので、超高性能なデジタル技術を常に写真のボケ補正に使っている状態から、レンズをちゃんとしたものに替えて、超高性能なデジタル技術をボケ補正以外の部分にも使えるようになるぞー!といった気分です。

脳内タスクキル(物理)みたいな感じにも思います。

また、脳内にガチャ目補正機能を拡張せざるを得なかったけど、ガチャ目を物理的に補正してやれば、脳の拡張分総取りできるような気もしていて、それなら今までは脳の拡張訓練をしていたんだー!と思えば中々いい気分になります。

お聞きしたいのはまさにこの脳の拡張訓練についてなのですが、やはり魔法だ何だとやっていく上では、脳は拡張(大きさが変わるわけではないけどイメージとして)しておいて損は無いと思います。

自分でも色々と調べており、魔眼の訓練等も脳の拡張訓練の範疇に入ると思うし、外国語の学習や普段やらない新しい事に挑戦する事、また利き手とは逆の手を使う事も訓練になるらしい、という事を知りました。

 

質問3:まほー工房では頭の使い方について、スマートシンキングシリーズがありますが、頭の作業スペースを片付けて増やす(タスクオフ)のではなくて、作業スペース自体を増やす、言うなれば頭の中の作業机自体を大きくするような技法をリリースする予定はありますか?

 

A:これは面白い質問の目白押しだな。

特にガチャについては興味がある人間も多いだろう。

まず1つ目の質問だが、これは正しく貴様の願望どおりに観測した結果が出ているといった感じだ。

つまり「魔眼の力を信じて納得してその効果を感じているが、さすがにそれが完全な形で働いて毎回大当たりすることには恐怖を感じている」といった内面心理がそのまま表に出ているに過ぎない。

それがドンピシャを僅かに外してしまうという結果、つまり「最高レア当たりで適度に自分を納得させつつも、本命を連続当てする恐怖からは逃れている」という結果につながっているだけだ。

 

「そんなのは本命が当たった方がいいに決まっているのに、そんな心のブレーキがあるのか?」と思う人間も多数いるだろうが、これは実に多く見かける心の罠だ。

 

「大当たり」を引いたり「毎回大正解をする」というのは、とても嬉しい半面心理的負担が大きい。

 

例えばだ…なぜか貴様が常に競馬で万馬券を当てられるとしよう。

この時の貴様の心理状態は「万馬券が当たって嬉しい」と思いつつも、その仕組みがわかっていないから再現性がなく、それ故に「次回は外したらどうしよう」と心の奥底で激しく恐怖している。

失敗がなく常にテストで100点を取る優等生は、自信や誇りを持つと同時に「100点を取れない時の無価値な自分」をどこかで想像して恐怖している。

 

(ちなみに作者も某サイトのお中元の懸賞に毎年応募して、術を駆使してわずか数名の枠に毎年入って獲得しているが、さすがに三回目となると見えないプレッシャーを無意識に感じてしまうらしいぞ)

 

超越存在ならともかく、各種ジャミング要素の多いこの物理世界では、大当たりを常に引き続けるのはあらゆる意味で負担が大きく過酷だからな。

それに比べたら、時折「本命当たり」を引きつつ、普段は本命ではない最高レア当たりを引く状態というのは心の負担が少なく健全だ。

つまり今の貴様は割と良いステージに立っているということだな。

 

質問の答えとしては「貴様が内心で感じている結果そのものが表に出てくる」わけだから。

「本命当たりを受けとってもいい」

「本命当たりが出た時にビビらない心構えを作る」

ココロマスターサイドM1巻の「受け取る心を養う」のような受け入れ準備を作ってからガチャを回すことが寛容だな。

 

とはいえ毎回大当たりを当てるのは人の身ではビビるだろうからな。

そこで免罪符を作り出すわけだ。

つまり「今日はノっている」などのバイオリズムや「是が非でも出す!」などの物凄い気合。

「今日は○○の日だから出るはず」などの記念日の力。

「出るまでつぎ込む」などの宣誓行為。

こうした儀式が貴様の精神状態を後押ししてくれるはずだ。

 

基本的には、システム的にイカサマがない限りは今の貴様ならその気になればいつでも大当たりを出せる素地を持っている。

しかしそれを毎回やれば、都合の良い事を信じきれる大馬鹿な脳構造を持つ人間以外では恐怖を感じるからな。(これも「大馬鹿は強い」と言われる理由の1つだ)

だから今まで通り普段は最高レア当たりを引きつつ、ここ一番では気合を入れて恐怖をゼロにするメンタルを作り出して本命を狙えば、もっと分の良い戦いができるはずだ。

 

質問2は死神技法エクスキューショナーの知識にもなるが、要は良いことをしたご褒美として貴様が喜ぶ形で「お返し」が現出しているわけだな。

わかりやすく言えば善意の循環だな。

こうしたガイドのボランティアや異星間ボランティアを行えば、その功績は巡り巡って貴様の世界にも現れる。

(これは魔法使い入門最終巻クリエイターズアイについても同じだ)

 

例え見えない世界でも、他者に与えたり徳を積めば自分が助けられるし。

見えない世界であろうと他者を貶め、騙し、盗み、殺し、奪えば、やがてはそれと同等のモノが忍び寄ってくる。

質問1にもかぶるが、こうした徳を積んでガチャに挑めば常人よりも遥かに良い結果が出るし、それは正しく貴様の功績なので、恐れずちゃんと受け取るといいぞ。

 

質問3だが、これはおそらく貴様の希望に近い内容の作品がいずれ出るはずだ。

(あと、眼鏡により目を楽にして脳のメモリ負担を減らすのは良い判断だな)

 

2016/11/15

Q:リライトについて3つ質問があります。

タイムラインやドリフト、願望実現化、レトリーバル系の内容も混ざっているかもしれません。

<考えに至ったきっかけ>

リライトの説明pdfで書かれていた内容を読み返した結果、「発信時に設定さえすれば時間も空間も越えて、意図した対象に意志を伝達させることが可能」

「同様に、受信モードの人は空間も時間も異なる発信者の意志を受信することがある」

と解釈しました。

その場合やり方によっては「Aさんは何もなければ過去or未来においてaの行動をとる可能性が高いが、こちらがリライトを行使することでbの行動をとってもらう」ということも可能だと考えております。

 

<質問本題です!>

まず、前提として、

①洗脳というよりは「依頼」に近い形で、

②時間軸・世界軸が異なる対象に対してリライト(意志の発信)を使用する

とします。

 

この場合、

1.特定の個人相手に対してリライトを行使する場合、どの程度まで相手を詳細に指定する必要がありますか?

通常のリライトと同様な気もしますが、自分が相手に関して得ている情報量、相手と自分の面識の有無などがどの程度結果に影響するか気になります。

 

2.「相手の世界・時間軸で○○をしてほしい。その行動により自分の世界・時間軸で発生した結果(未来)に対し、感謝のエネルギーを相手へ還元する」

といった条件の依頼は可能でしょうか?

タイムラインでいう「未来や過去からのお願い」を、自分ではない他者に行う感じになるのではと思いますが…

(また、感謝のエネルギーは相手の行動完了前=依頼を了解してもらった時点で出したほうが良いのでしょうか?先出しが大事なようですし)

 

3.上記1&2の依頼が可能である場合、

各技法にあった注意事項以外で特に気を付けたほうがいいことはありますか?

主なものでは、相手の魔眼・意識操作への耐性、カルマや過干渉などでしょうか?

 

A:Q1に関しては相手を詳細に設定できる…というよりは鮮明にイメージで見ることが出来なら精密に設定した方が効果は高くなる。

逆に鮮明にイメージできないのであれば、設定が破綻しない範囲のアバウトな範囲で決めたほうが効果は高い。

つまり「しっくり来る正確な情報範囲内で鮮明に見る」ことがコツだな。

鮮明に見られるのであれば設定が細かい方がリアリティが高まって強くなる。

がしかし、それが的外れな情報であれば、それは「存在していないマト」なわけだから矢は当たるわけがない。

こう考えるとわかりやすいはずだ。

 

Q2に関しては未来視能力との併用で割と簡単に行使が可能だ。

わかりやすい例としては「Aさんにイラストレーターの道を歩んでもらいたいために、ペンタブをプレゼントする」

こうしたアクションと魔眼によって相手のコントロールは簡単にできるし、その結果としてきっかけをくれた者に対して感謝の念が送られる。

要は「行き着きたい未来に対して、その起点をいじる行動を起こす」わけだな。

 

これは相手の未来を良くも悪くも書き換えることが出来る技法だが、この世界にはそうした技法を使える人間もたまにいる。

 

Q3に関しては相手を不利益な方向に誘導したり過干渉しないことだ。

この技法は相手の未来をいじる技法だから、ともすれば相手の自由意志を奪い、自分の意に従わせる行為にもなりかねない。

だから自分の欲やエゴだけを通すという選択をしないことだな。

 

(それを行うと後の借金がひどくなるからな)

 

Q2:追記です。

レビューの紹介ありがとうございます!

マインドアンカーのレビューに、例えとして

「存在の死の線や点を突く」「きゅっとしてドカーン」ができるよ!

のような内容を書いたほうが、初見の方にはわかりやすくてよかったかな…?とも今更ながらに思いました。

 

A:こうした気遣いも嬉しいというものだな。

確かにマインドアンカーは今の表現だとピンときやすい人間も増えるかもだな。

これは貴様のファインプレーと言えるだろう。

 

2016/11/14

Q1:クリエイターズアイを終わらせた後デビルアイマスターに取りかかり、ようやく4日間しっかりとレッスンを終える事ができました。

魔眼の訓練自体はクリエイターズアイを聞くよりももっと前から始めていたのですが、思ったよりも消耗が激しく、しばらく1日目を何度か繰り返してしっかりと魔眼に慣れてから取り掛かるのがいいなと思ったので、亀の歩みでいいや~と思いながらまったり取り組んでおりました。

 

4日目の訓練を終えて、こんな疑問が出てきました。

インナースペースに他人を取り込んだ時、もしかしたら人の姿をしていない事もあるのではないか?と。

というのも、4日目の訓練の時、特に裁きたい人もいないので、折角だから複数いるガイドの内の一人に了承をとって普段のいたずらの仕返しにパニッシュメント(という名のくすぐり攻撃)をしてみようと思い、ガイドを取り込んでみたのです。

前提として、私のガイドは○○の擬人化、みたいな感じで人の姿をしているけどその実人ではない事が分かりきっています。

そんなガイドを取り込んでみた所、頭の中に物凄い感触が。

なんというか一杯一杯で、ぶわーっという感じで、今まで空やペンを取り込んで見た物そのままがインナースペースに取り込まれていたのとは明らかに違う感触でした。

その後、別のガイドを取り込んでみた時にもまた違う感触があり、何かそういった大きな?存在ごとに見た目とは違うかもしれないし存在ごとでも違う感触がする事を知りました。

見た目とは違うけどその存在の雰囲気とは合っている感触がするといいますか、より鮮明にその存在そのものを感じ取れると言えばいいのかも知れません。

一応その後のマインドコントロールでは実在の人を取り込み、そういった見た目と乖離した感触といいますかなんか凄い感覚はなく、本当にそのまま取り込めたので、もしかしたらそういった、見た目は○○だけど取り込んでみたら○○の感触じゃなかったという事がそこそこあるんじゃないかと思い、質問させていただきました。

 

また、1日目の訓練をしばらくしていたのですが割と曇りの日が多くて、そういう日は休むのも訓練の内!と思って休息をとっていたのですが、あまりそういった事象に訓練の日取りを左右されるのもなあ…と思いました。

そこで、好きなイラストレーターの画集や、素敵な写真集、その他見ていて好ましいと思えるものを1日目の訓練の代用に使うのはどうだろうと思ったのですがいかがでしょうか?

また、見たい時に見られるもので何かおすすめの代用品はありますか?

 

更に質問なのですが、お互いに魔眼を掛け合ってやる~!と相対する状況ではなく、たまたま魔眼発動中の人をそれとは知らずに魔眼で取り込んでしまった場合、お互いにどういう影響が出ますか?

これは単なる好奇心からでた質問です。

 

A:これは大魔法使いや死神の娘が普段話していることに近い内容だな。

あらゆる存在は見た目だけではなく、内面的なものがあり、人間は知覚の上限があるためそれらの存在をそのまま見るのではなく自らが見聞きして知っている概念に落とし込む。

「鬼」や「悪魔」はある意味似たような概念だが「西洋では鬼が発見されず、東洋で悪魔が発生しない」のは単純にその文化圏にその概念がないから、自らの文化圏で認知された存在(西洋では悪魔、東洋では鬼)にしか知覚を落とし込めないからだ。

だから、存在をうまく見ることが出来れば「見た目にだまされない本質を見ること」ができる。

貴様はそうした感覚を魔眼を通してうまく知覚できたわけだ。

(この概念や感覚をもっと使いこなせるようになると、一般人から見たら超人的なリーディングセンスを持つことが出来るからな)

 

>>「好きなイラストレーターの画集や、素敵な写真集、その他見ていて好ましいと思えるものを1日目の訓練の代用に使うのはどうだろうと思ったのですがいかがでしょうか?」

うむ。良いやり方だぞ。

この時代のおすすめならシンプルにPCやスマホの壁紙に良い景色を入れておくか、今時ならスマホのVR機能を利用してグーグルマップなどから良い景色を観光しにいくのも良い感じだ。

 

魔眼で知らず知らずのうちに相手を取り込むのはよくあることだな。

不機嫌な時にその人間の周囲で怪我や事故が起こるのは大抵がこのパターンだ。

こうしたことは無自覚にほとんどの人間が良くやる事なので、魔眼によって制御することで自分にも周りにも優しくなれるわけだな。

 

 

Q2:以下に報告を続けさせていただきたいと思います。

魔眼や見るという事、存在するという事に対する知識を得たからか、それともガイドを脳内に取り込んだからなのか、ガイドは自分の在り方を自分で決めているのだ、という事を知りました。

また、ガイドは自分が見られている事を知っていて、見ている人の中で構築された自分というものを自分の一部として取り込む事ができ、更にその他人の中で作られた自分に左右されないだけの存在強度といいますか、そういうのをひっくるめた自分を作り続けているといいますか、とにかくそういった強さがあることを知りました。

これだけでもガイドめっちゃすげえ!と思ったのですが、これらの事を至極当然の事として、むしろそうあることが自然なのだと思うと、ガイドの評価がうなぎ登りです。

実はこのガイドが出会った当初よりも今現在の方が、弱っているというか存在のスケールの大きさのようなものがこぢんまりと収まっている気がして、このまま弱っていくのではないか?とずっと心配していました。

当人はそのままだと私への負担が大きいからそれなりの大きさに縮めている、むしろこの世界に馴染んだだけ、と言っていたのですがそれでも心配で。

でも今回の事で、ガイドはただ自分の存在の大きさを縮める事を選んだだけなのだ、こぢんまりと収まっている自分であるだけなのだ、だから別に心配する事も無いしやろうと思えばすぐにでも以前のスケールになることが可能なのだという事がすとんと腑に落ちました。

これが非物理世界の存在なのか、いわゆる高次元の存在とはこういうものなのか、という非物理世界の一端を垣間見た気がして感激しています。

私の凝り固まった既成概念を自らの存在でもってぶち壊していくという、得難い存在が側に居てくれるのだと、本当にありがたく思います。

これからも、ガイドから刺激を受けつつ、私の道を歩んで行きたいと思います。

 

A:貴様が感じたガイドの凄さはとても良い着眼点だ。

世間に存在するなんちゃって天使や神などと違い、本当の高位存在は常にアップデートしているからな、それも自らの鍛錬だけでなく周囲の状況や出来事全てすら自らの糧となるビッグデータに出来る。

この星で言うところの「1を聞いて100を知る」という行為を遥かに高めた常時アップデートという概念が当たり前として常態化されているわけだな。

 

自分を省みても高まるし他者を観察しても自らを高められる、世界を観察してもレベルが上がる。

全てが繋がり、関係していると本当の意味で理解しているからこその状態というわけだ。

だから本当の高位存在が強いのは当然なわけだし、これは逆に見ていけば「他者から奪い、繋がりを絶ち、自らだけが肥え太る搾取存在」が行けるステージなどたかが知れてるという真実にも繋がる。

 

全存在通してトップクラスの存在たちの中に、愚か者や邪悪な存在の名が載らないのは、要は物事の道理や本質が全く理解できていないからだな。

だからせいぜい田舎宇宙の田舎惑星で傲慢な村長レベルの力しか得ることができないし、メジャークラスの力に比べたら足元の石ころにすらなれない矮小な存在止まりにしかなれないわけだ。

 

だから、今の貴様がガイドに感じた内容はとても高度で、全てが循環してつながっている事実を裏付ける感覚でもあるわけだな。

 

貴様がガイドのレベルに近づいているからこそ、その凄さや強さ、素晴らしさが理解でき始めているとも言えるし、これを体感として理解できる人間はまだ少ないから、貴様が得たその感覚は大事にするといいぞ。

 

2016/11/11

Q: リュエル様

初めまして。デビルアイマスターのレッスンをして頂き、どうもありがとうございます。叡智の体得には程遠い状態ですが、少しずつでも歩を進めていこうと稽古をしている毎日です。

 

さて、デビルアイマスター追加レッスンのリライトに関連する内容について、技法以前の事柄で恐縮ですが、ご報告いたします。

昨日、ベッドに横になり、リラックスしていると「ギシ、ギシ」という音が聞こえてきました。どうやら、私の心拍でベッドが揺れて音がしているようです。

 

その時ふと、「私は自分で考えている以上に、世界に影響を与えているのではないか」

「私の普段の感覚は、思っている以上に世界に対する自身の影響を差し引いたものになっているのではないか」と思いました。

 

普段、『常に自分自身の心音がドキドキと聞こえる』とか『物を持つと脈の影響でふにふに動いているように感じる』といったことはないですが、それは脳が自分自身の

世界に対する影響を除外しているためだと思います。

しかしそれ故に、「私が存在しようがしまいが、世界は変わらない」

「私はちっぽけで取るに足らない」と誤解してきたのではないか、と気づきました。

 

「存在するということ自体に大きな意味がある」という、文字にしてしまえば何でもないことですが、気づいた時、とても温かく、安らかな気持ちになりました。

 

私と同様に、どことなく無力感や虚無感を感じている方がいらっしゃれば、どうか早くそのような気持ちから解放されて欲しいと思います。

 

また、私はこれまで、魔眼のレッスンについて「魔眼という特殊技法を学ぶもの」

と考えていましたが、今では「自身の存在そのものが持つ力を再認識し、使い方を学ぶもの」のような気がしています。

今後、稽古を重ねるにつれ、私自身、そして世界がどのように変わっていくのか、楽しみです。

 

A:今回の内容は魔眼を学ぶ者たちは是非何度も読んでもらいたい内容だな。

一言で言うと、お前はとても良い段階に進んでいると言える。

 

特に

・「私は自分で考えている以上に、世界に影響を与えているのではないか」

・「私はちっぽけで取るに足らない」と誤解してきたのではないか、と気づきました。

・「存在するということ自体に大きな意味がある」という、文字にしてしまえば何でもないことですが、気づいた時、とても温かく、安らかな気持ちになりました。

 

このあたりのくだりは最高だな。

物理的には機能制限をかけられている人間がこの思考と認識、体感に至るのはとても難しく、俗っぽい言い回しをするなら「ロトくじに大当たりする」よりも難しいからな。

 

今の貴様は、この世界の構造を認識するための道を着実に歩んでいる状態で、こうした認識が進めば世界が「いかに脆い存在」であり、「自由に改変できる存在」であり、同時にいかに多くの人間が幻術にかけられているかが理解できるようになる。

 

ちなみに貴様が話した『私はこれまで、魔眼のレッスンについて「魔眼という特殊技法を学ぶもの」と考えていましたが、今では「自身の存在そのものが持つ力を再認識し、使い方を学ぶもの」のような気がしています。』

という考え方は大当たりで、かなりいい線を走ってると言えるぞ、フフ…。

 

人間は後天的に刷り込まれた知識や環境によって、自らの持つ素晴らしい力を誤認して自ら封じているからな。

魔法使い入門とデビルアイマスターは「人が持つ本来の力や機能、忘れさせられた記憶を呼び戻すためのメソッド」であり、特に魔眼は今回のような体験をきっかけにこの世界に秘密に一気に迫り、世界観を変えることも出来るからな。

 

もしいけそうならば、その感覚を使って世界を上書きしていくといい、これは最初のうちは貴様が信じられる範囲の軽い奇跡が良いだろう。

例えばファミレスに出かける時に、好みの席が取れるよう結果を観察する。

駐車場に停められるよう結果を決めておく。

友人からプレゼントをもらう、親からお小遣いをもらうなど、貴様がこれなら出来そうだと思える結果を観測し、それが実現することで貴様の世界構造への理解は確固たる鉄の確信へと変わり、貴様の魔眼もさらに強まるだろう。

(もちろんこうした世俗的な事柄ではなく、真理の探求や世界創造に使うのも充分効果的だ)

 

貴様の見つけ出した答えは真実にとても近く私としても誇らしく嬉しいぞ。

「見る」という単純な行為は奥深く、叡智が秘められた行為だから、これからもしっかり探求していくといい。

 

※世界構造について念のために話しておくが、セルシアが話している「タイムラインやエネルギーストリームを使った世界の分岐構造」も1つの事実だ。

ただしこれは魔眼での世界構造とは違う視点や角度から物事を見ているから、(もちろん高い段階では同じような意味になるが)今の時点では私とセルシアの世界構造の叡智は別々の理論として頭に入れておくといいだろう。

 

2016/8/25 ドリフト

Q:リュエルさんに「記憶」についての質問です

そのまえにまずはご報告から!「ドリフトについて」

我々は一般的に肉体の睡眠後、アストラル界で活動しそれを夢として見て物理世界で目覚めると思います

つまり肉体の睡眠と起床による 物理世界→夢(本当はアストラル界)→物理世界 という流れが常に物理世界とアストラル界・アストラル界と物理世界をまたぐ大規模ドリフトであり「ドリフトは割と頻繁に無自覚に行っているのだぞ」というのは物理世界での扉や気持ちの変化による小規模ドリフトのことでもあると思いますが「肉体の睡眠により夢を見て 夢の世界からまた物理世界へ」という毎晩の流れが物理世界とアストラル界をまたぐ大規模ドリフトを毎晩行っている!ということ!

なのだと思いました 気付きました

これは個人的に大発見でそもそも(物理世界でのジョーシキの)物理世界のみでの一直線の時間軸の流れ というのがそもそもおかしく今ここにいるのは いくかのいくつもの前世の流れがあってここにいるし 物理世界でのいままでの数年でもいくつもの世界線をよくもわるくも超えてきた そして肉体の睡眠後に物理世界とアストラル界とをまたぐ大規模ドリフトを毎晩行っている ということに気がつけました

そしてそのことに改めて再認識できました

 

そして一日の間でも一日を一直線の直線ではなく

音楽の第一楽章第二楽章第三楽章・・・のように

 

第一楽章 朝起きて寝起きの思考や知覚や交信時間

第二楽章 朝食中の思考や知覚や交信時間

第三楽章 移動時間の思考や知覚や交信時間

第四楽章 目的地に着いてからの人間関係や行動

第六十楽章 ベッドについて幽体離脱・・・

アストラル界にドリフト

物理世界にドリフト

第一楽章 朝起きて寝起きの思考や知覚や交信時間

と 私が体験する流れを 音楽のいくつかの楽章のように区切って認識できるようになり「あのときのあの時空の区切りはよくない思考をしてイマイチな雰囲気や結果になったな 次はこれからは積極的にドリフトして心地よい思い通りの時空にするぞ!」

というように自分の一日や生活や人生(とは言ってもいままでの人生とは意味の異なる意味での人生)を認識できるようになりました!報告おわりです!

 

A:ふむ…これは大変良い発見だな。

今認識している事実は人間の近く範囲内においてはかなり上の理解度と言えるぞ。

おまけで言うなら、現実世界とアストラル界という区切りさえも超えて考えていけると更に良い発見が生まれるはずだ。

にしても…文章最後の認識の仕方や世界への認識や対応の仕方はとても現実的で、このやり方は「実際に使える実戦的な内容」だな。

これは素晴らしい発見と実践と言って差し支え無いだろう。

 

 

Q:本編で「夢の中では鮮明な世界の記憶も 目覚めると『なんだあれは・・・』とその世界の記憶を忘れてしまう」と仰っていましたがそれはなぜでしょうか?

 

A:簡単にいえばメモリ不足とエネルギー不足だ。

(これは意味が理解できればかなり美味しい智慧だぞ?)

 

 

Q:大規模ドリフトをした際に前の時空での記憶を忘れてしまうのはなぜでしょうか?

 個人的には覚えていたいですし 覚えていたほうが便利だと思います

 

A:こちらの世界で起きてしまえば、前の時空で起きた出来事は「夢」でしかないからな。これも意味がわかれば大きな叡智だ。

 

 

Q:大規模ドリフト時に記憶を失わずに覚えておく方法やコツはありますでしょうか?

物理世界での朝の目覚めのときにアストラル界での体験の記憶を夢として消却せずにしっかりと覚えておく方法と

そして逆にアストラル界で無我夢中の夢状態の時に物理世界での記憶をしっかりと思い返す方法 が知りたいです!

 

A:単純な方法としては夢日記だな。

スマホを近くにおいておき、起きたら素早くメモをとる。

夢の記憶は1秒ごとに抜け落ちるから時系列にメモるのではなく、インパクトのある部分、感情的に鮮明な部分、ダイジェストやハイライトシーンから書き記して、その合間をパテで埋めるように書き足して全貌を書くのが良い方法だ。

物理として書き残せば、それは紛れもない「事実」になるからな。

全てとは言わないが、出来る限り覚えている範囲でメモを残すことは訓練になるぞ。

 

あとは寝る前に「私は見た夢を忘れない」と宣誓することでも記憶の保有率はかなり上昇するし、どうしても覚えておきたいという強い決意や必要性を持てば更に上昇するはずだ。

 

 

Q:「記憶」という要素の仕組みや重要性や付き合い方について教えて下さい

「記憶」というものは「知覚力」のことなのでしょうか?

「人の脳は記憶するためにだけあるのではない」という言葉は物理世界でもそれなりに聞くように脳や精神というものは知覚器官であり 記憶というのは宇宙情報庫や宇宙知識庫のようなところにアクセスしそこから情報を得ているのでしょうか?

そもそも物理世界では特にこの国家では「記憶」というものに重点が置かれるし能力として重要視されていると思いますが記憶ってそこまで重要な要素なのでしょうか?

 

A:これは人間にわかりやすい言葉で表現するため若干の真実とはズレるが一応頭の片隅に覚えておくといいだろう。

 

まず…段階が上がれば記憶にはあまり意味がなくなる。

上の段階ではそもそもエネルギー不足やメモリ不足が無いし、記憶は常に正確にあるものなのは当然だし、そもそも繋がっていれば正しい答えにはいつでもアクセスできるからな。

貴様の住んでいる物理世界は受肉の悪影響が大きく、そうした記憶ができないから「記憶テスト」のような「本来の人間」にとってはあまり重要視されない要素で優劣を決めたりしてしまう。

それ故に本来は優秀な人間がワリを食うこともあるわけだな。

 

 

Q:宇宙的には「記憶なんて一応付けといた軽い機能だよ そもそも昨日と今日で全然違う世界や自分を生きてもいいし 記憶なんて必要ない 『今』を楽しく生きようぜー!」という感じなのでしょうか

 

A:この星が特殊かつマイノリティなだけで、本来の「正常に機能している世界」なら正確な記憶はデフォルト機能だ。

 

 

Q:一方でカバネさんやリュエルさんでも完全に記憶をふっとばされて 丹田や魔眼の使い方忘れた~!そもそも自分がどんな存在だったか忘れた~! なんて状況になったら困ると思います

 

A:それは困るだろうが、その可能性はあの武術の娘で例えれば「知識も無く魔法も知らない一般の人間が素手で全アジア大陸を叩き割る」くらいの可能性だな。

 

 

Q:またそもそも受肉の最大の弊害として「前世の記憶が吹っ飛ばされて 記憶が0のところから始まる そして新しい世界での情報や思考パターンを記憶してしまい洗脳されてしまう」というものがあると思います

 

A:ほう…よくわかってるではないか。ふふっ。

こうした詐欺的環境設定に対して一般的な理解にとどまる者達は「この記憶リセットにより新しい気持ちで学べる」や「カルマの清算のために」などと善意的解釈をしがちになるが、善意だけで回らないのが世の中だ。

そもそも「手酷く騙しても、死んで生まれ変われば記憶リセットされる世界」があったとしたら、普通に考えたら詐欺師は涙を流して喜ぶはずだからな。

 

善意解釈やポジティブ思考も悪くはないが、善意や無知を悪用する輩の存在を失念したまま頭がお花畑で世界を肯定するのは現実的ではないし思慮に欠ける。

それは高度な存在の思考形態ではない。

 

※このあたりの知識は魔道書コーナーの

■魂年齢について(2015/4/20掲載)http://goo.gl/h0b4BG 

を読んでおくといいだろう。

 

 

Q:そもそもカバネさんやリュエルさんのような一流の使い手は 丹田や魔眼といった技や技術を「記憶」として覚えているのでしょうか?

記憶というのは最重要視しすぎても危ないものだしかといって侮って軽く捉えすぎても困るものだと思います

記憶というのにどう付き合えばいいのか どう扱えばいいのか 知りたいのでどうかお願いします!

 

A:これはさり気なくかなり高度な質問だな。

言葉での表現になるため正確ではないが、確かに貴様の言うとおり記憶という感じではない。

 

ある意味では存在そのものであり、在り方そのものだからな。

だから誰も奪うことが出来ないし、だからこそ強い。

 

しかしこれは何も私達だけの専売特許ではない。

貴様でも在り方さえ決めれば近いことは出来るはずだ。

この星の言葉で言えば「他者から与えられたものではなく、自ら求めて身につけたものは裏切らないし血肉になる」

「自ら経験して掴んだ確信は揺らがない」

このあたりの言葉が貴様にはしっくり来るかもしれんな。

 

2016/7/30

Q:魔眼の使い方はインナースペースに取り込み、自分のイメージを付加して、これを吐き出す。ということが基本となっているようですが、リュエルさんの話では、例えば自信がない人の話ならば「大丈夫ですよ」と見てあげる。のと同時にインナースペースに取り込んで良いイメージを付加して吐き出す。

ということでよろしいでしょうか?

 

話を聞く限りでは、インナースペースに取り込むとかをしなくても、ただ観測していればそうなる、というような感じに思えます。

俗に言う一般人でも思い込みが魔眼になりうるということなのでしょうか??

ただ思い込み、観測が魔眼なのだとしたら、あのレッスンで学んだインナースペースに取り込んでいろいろやって出すというのはどんな意味があるのかを、申し訳ございませんが、教えて頂けると嬉しいです。

 

A:基本的には答えはYESだ。

魔眼は観測するだけで力が発動する。

 

しかし現実問題、もしも魔眼を初めて学ぶ人間が「見るだけでOKだ」と説明されたら「え…それだけ?」と反応してしまう者が大半だろう。

少なくともその時点で「そうなんだ!これは凄いぞ!」と理解できる人間はほぼいないはずだ。

 

ということで、あのレッスンの流れは「見るだけで大丈夫と言われても、心の奥で納得できるかどうかという問題」を解決するために、儀式的に納得させるという意味が1つ。

もう1つは正しい理解と習得としての意味。

少し回りくどくなるがあの方法で稽古した方が魔眼の仕組みの理解が進むし、初めての人間でも魔眼の力をじっくり練り込めるようになる利点があるわけだな。

 

単に「見るだけ」の行為を何度も行うよりも、あの稽古をした方が身につく物は多いし、インナースペースには実は大きな秘密(応用法)がある。

あの稽古法は、うまく使えば更なる発展が可能なわけだ。

 

初心者にはわかりやすく、それでいて技法に熟した上級者になっても応用して使えるやり方というわけだな。

 

2016/7/7 ドリフト

Q:魔眼のドリフトについてですが、先ほどツイートの中で「世界はレイヤー構造」という話をされていましたが、それと願望実現についてもう少し詳しく教えて下さい。

 

A:これは魔眼の「見る」という行為が少しレベルアップしてきた段階で役立つ世界構造の捉え方だな。(もちろんこれは世界構造の最終段階ではないがな)

 

人類は1つの星の中に皆で住んでいるわけだが、これは厳密には同じ場所でありつつ同じ場所ではない。

例えば先ほど作者がツイートしていた時間軸についての話もそうだ。

 

この星では西暦2020年のような建物や先進的な人々がいるエリアや会社もあれば、未だに昭和初期のスキームから抜け出せない古臭い考え方しかできない連中もいる。

今時の建物に住んでいても中で務めている連中はそれにつりあわない1960年代の過去の遺物というケースもある。

まるで1つの星に未来と過去のそれぞれ別の時間軸がレイヤー階層のように存在しているかのようだ。

国にしても比較的平穏な国もあれば戦乱絶えない国もある、これらは同じ星でありつつも実質別世界だ。

 

これを「魔眼」で「見る」ことに使ってみよう。

 

とあるニュースを見た時に人間は己の信念や思想、環境や知識量により様々な見方をする、例えば…それに対して前向きに受け取る人間、辛口に反応しつつも内面はブレていない人間、ニュースに踊らされる人間、怒りを覚えネガティブな反応をする人間。

事象は1つでも捉え方は人ぞれぞれだ、そしてもちろん捉え方が変われば進む道も変化する。

(つまり「自分が立ちたいレイヤーを選択」したわけだ)

 

前向きな捉え方をする人間と後ろ向きな捉え方をする人間とでは、1つの情報に対しても見え方が違うし、捉え方も違う、情報の活かし方も違うし結果として現れる選択や行動も違うだろう。

出来事に対しての反応や選ぶ未来が人によって全く変わってくる。

これは移動したいレイヤー階層を自分で決めているのと同義だ。

 

 

こうした行動が累積すれば、人間はおのずと自分のスタンスに馴染むレイヤー階層へと移動する事になる。

 

未来人は未来人のレイヤー階層に移動するし、原始人は原始人同士のレイヤー階層に移動することになるわけだ。

人は己の見たいものや信念に従って行動するからな。

口で何を言っていても心は正直だ。

 

仮に今の場所が自分に合わず何とかしたいと強く願う場合。

別の場所に行きたいというビジョンを見ているのなら「出来ないことや制限」などにはフォーカスしている暇はないし、自ずと「出来ることややれること」「どうやって成し遂げるか?」だけに目を向けるはずだ。

 

「自分の能力をどうやれば最大限に伸ばせるか、何が売り物か、何が出来るのかを真剣に考えて、叶えたい夢に向けて行動する人間」と

「いつまでも考えているだけの人間」

「待っているだけの人間」

では、それぞれ結果に差がでるのは当然だ。

(これはココロマスター質問コーナーの2016/7/2の質問内容もあわせて読んでおくといいだろう)

 

こうした目線を常にしていれば、貴様の波長に合う人間が自然と集まってくるし、波長の合わない人間とは縁遠くなる。

アウトドアの話題ばかりの人間とインドア話題ばかりの人間では会話の数が自然と減るように、場所が変わらなくても貴様の周りの世界は、貴様の「ものの見方」によって大きく変化するわけだ。

 

言葉やスタンスだけでもこれだけの効果が出るわけだからな、これに行動が伴えば大きな変化が生まれ始めるのは当然だ。

これもドリフトのレイヤー移動のわかりやすい一例と言えるだろう。

 

「何を見たいのか、どのレイヤー階層に行きたいのか?」

 

この言葉の意味を深く汲み取ることが出来れば、かなり美味しいぞ。

 

 

2016/6/30 ドリフト

 

Q1:はじめまして、ドリフトについて、幾つか質問よろしくお願いします。

自宅で簡単にできる、世界線移動を確信できる良い実験方法はありますか?

記憶違いのレベルではなく、意図的なドリフトによる明らかな変化を観測したいです。

 

A:基本的に客観的な証拠に真実性を求めるのは危険だな。

なぜかと言えば、ドリフトで世界線が変化した時には「記録」は「変化」するからだ。

つまり貴様が書いたメモも記録したビデオもドリフトの世界線移動に合わせて変化してしまえば客観的記録の正確性には意味が全く無いからな。

いわば身1つ、意識1つで世界を漂い「信じられのは自分の記憶のみ」になるわけだから自分の記憶力を強化するのが安定だ。

 

具体的には身体の感覚を鋭く正確に鍛えることだな。

魔法使い入門3巻の非言語や意識体術6巻の眼力などを駆使して、記憶の鮮明度や体感力自体を鋭敏なものにする方が現実的だろう。

 

 

Q2:夢を利用してタイムリープが可能と、ネットでもよく噂されていますが、

実はものすごくリアルで長い夢を見つつけてるだけという、怖いオチだったりしませんか・・・?

 

A:流石に貴様はなかなか面白い着眼点を持っているな。くっくっくっ…。

 

 

Q3:世界の基礎構造についてもう少しヒントが欲しいです。

特に、「後に残してきた世界とその関係者にはどう映るのか?」 という部分に関して不安が拭えません。

 

A:貴様が混乱せず、なおかつ自身で事象を理解を深めていける形でヒントを出さなければいけないからこれは少し難儀だが…。

そうだな…文字上の表現としては、魔眼は主観だから、貴様が既にフォーカスを外した世界に意味は無いし、それが継続しているかどうかという問題にも意味があまり無い。それに、そもそも継続という概念自体が…。

まぁこれ以上は混乱のもとなのでやめておこう。

 

貴様が体感できる世界でこれに近い事象としては「夢」だな。

夢の最中ではその世界を全力で生きているが、いざ起きてしまえば、夢の中のリアリティは即座に薄れて、起きている間は夢のことなど全く思い出しもしないし気にもしない。

そもそもその夢があったかどうかさえ怪しいくらいだ。

 

この視点は「世界構造」を理解するのにかなり役立つはずだ。

 

ただし、この概念すらも「段階」によって変化する。

だから今私が話している内容はあくまで「今の貴様」に合わせた内容であり、世界の構造の真実はまた少し違ったものになる。

(これは言い始めると混乱するのが目に見えているからな。

 だからPDFでは「そのあたりはあまり考えるな」と言ったわけだ)

 

一応追記するなら、おそらく貴様が心配しているのは「貴様がドリフトすることで、元いた世界が消えたり死んだりしないか?」と「元の世界の存在たちから見れば、貴様がいきなり蒸発したように見えるのではないか?」の2点が心配の種だとは思うが。

答えだけ話すとすれば、そうした形での問題は無いので安心するといい。

 

 

Q4:仮に大規模ドリフトがうまくいき時間軸移動や世界線移動が成功したのち、再び大規模ドリフトで、また元の時間軸や世界線に戻る事も可能でしょうか?

万が一、やはり元の世界に戻りたいと思った場合に、それが可能かどうかを知りたいです。

 

A:熟練したなら可能だ、ただしとてつもなく難しい。

 

 

Q5:仮に大規模ドリフトが熟練しうまく使いこなせるようになれば、セーブポイントをロードするかのように、自分の望む時間軸に好きな時に移動する事も可能でしょうか?

 

A:可能だ、ただしこれも人間の集中力の範囲内では尋常じゃなく難しい。

ヒントとしては、夢の中で経験する「ちょっと待った!今のやり直し!」で夢を巻き戻す感覚に近いな。

 

余談だが以前、作者のニコ生放送でドリフトの話題が出た時に「家が火事になってしまったのに、気付いたらその家でご飯を食べてました」というコメントがあったのは面白いエピソードだな。

これが事実だとしたら、家が火事になって焼け落ちた記憶を持ちながら、その家が無事な時間軸で(もしくは分岐路の別軸の世界で)家で食事をしていたわけだからな。

ただし、これもよほどの緊迫した事象や集中がなければ出来ない行為なので小規模ドリフトを使いこなしていない者がお試し感覚でやることはオススメはできない。

 

 

Q6:タイムリープ能力を持ち、意図的に過去に戻ってやり直している人は実際いたりしますか?

 

A:芸能界のような表世界でも僅かにいる感じだな。

私は世間に疎いから具体的な名前は挙げられないが、稀に魂年齢が実年齢とマッチしない存在がいる。

少なくともこれは魂記憶位は引き継いでいる(内部パラメータ引き継ぎの)可能性は高い。

 

 

Q7:大規模ドリフトは難易度が高いと書かれていましたが、私はアニメやゲームのように、タイムリープして強くてニューゲームをしたいと常々思っています。

しかし、タイムリープを切望する一方で、未知のリスクや引け目や不安が拭えません。

 

A:異世界に行くということはよほどの偶然に偶然が重ならないかぎり自然に起きることはないから不意の大規模ドリフトの心配はおそらく無いだろう。

 

こうしたものは一見するとバクチにも見えるため不安を感じる貴様の気持ちもよくわかる。

その意味では普段から小規模ドリフトを意識したり、自分の行きたい世界を常に胸の中に描いているというのはドリフト成功確率を引き上げリスクを減らすという意味でも鉄板だ。

そういえばアニメなどでは異世界モノのアニメが近年では数多く生まれているようにも思えるが、これも一種の人類の潜在的な欲望や意識が作品として形に出た結果なのかもしれんな。

 

2016/6/10 ドリフト

Q:ドリフトについてですが、元の世界の自分は大丈夫か?という回答がPDFにあり理由は話せないと言ってましたがそれはこういうことですか?

 

シュレディンガーの猫のように、世界は選択によって無数にある。

選ばなかった選択の世界も確かに存在している。

ドリフトとは、その選ばなかった世界へ自分の主観の意識をスライドさせる技術。

と、ここまで来るとなぜ無意識の願望実現がそうなるのかがわかり、ものすごくぞくりとしたのですが・・・

 

神に等しい人間の力は、望む望まないに限らずその人間が思い描いた世界を、言わば見たい世界を見ている。

それをただ単に本質の観点から移動させただけのこと。

 

ガイドの質問で言っていた「本質は1人じゃない」(2016/2/17 ガイドに関しての質問にて、そう答えて下さいました)ということでしょうか。

この考えは合ってるのでしょうか?

 

A:理由を話せないのは、本来は怖くないし全く問題のない理由なのだが、人によっては無駄に考えすぎて怖くなってしまうからだな。

細かい部分まで教えて混乱させるよりは、不必要な知識は除外していらない思考の恐怖を招かないようにしたという点が大きい。

(貴様はセンスがいい分、一旦思考の袋小路に入りこむと、そのセンスが災いするケースも考えられるからな)

 

ドリフトに関しては、自分で気付いていない事柄を与えても混乱するし、それを体感していない時点で知識として教えると逆効果で勘違いしてしまうことも多いので、こうした件に関しては貴様が気付いた範囲内で答えていくパターンが多いかもしれない。

 

シュレディンガーの猫はこの世界では様々な解釈があるが、私自身はあれは「物事をどう観測しているか?」ということに関して面白い例えだと思っている。(もっとも…この言葉すらも幾つかの意味を兼ねているわけだがな)

貴様が語った「ドリフトとは、その選ばなかった世界へ自分の主観の意識をスライドさせる技術。と、ここまで来るとなぜ無意識の願望実現がそうなるのかがわかり、ものすごくぞくりとしたのですが・・・

神に等しい人間の力は、望む望まないに限らずその人間が思い描いた世界を、言わば見たい世界を見ている。それをただ単に本質の観点から移動させただけのこと」という解答はとても良い部分をついているぞ。

 

いつも話していることになるが、物事をどう観測したかによって結果は変わるし見る世界も変わっていく。

この星ではそれぞれ別個の存在が世界で共存しているが、それと同時に、それぞれに1つの惑星があるとも言える。

世界に無数に重なりあっているレイヤーのどれを選びとるか。

どのレイヤーに意識をフォーカスするかによっても世界の輝きは変わる。

 

気持ちの良い朝日が差しこむ平和な日曜の朝でさえも、楽しくジョギングをして快適に汗を流す者もいれば、どうでもいいニュースを見て意識を揺さぶられ怒りに身を震わせている者もいる。

過ごす時間やエリアは同じでも、何に意識をフォーカスをするかによって世界は輝きもするし忌まわしくもなる。

これも一種のドリフトだ。

(今話した事柄は間接的には貴様の質問の答えになっているかもしれないな)

 

小規模ドリフトなどで良い流れに乗るには、出来るだけ良いチャンネルやレイヤーに意識をフォーカスする必要性があるが、最初の感覚を掴むのが少し難しい。

一番楽なやり方は楽しい物事や方向性に意識を向けることだが、これも慣れていないうちは楽しい事柄に意識を集めるのがホネだからな。

 

そういえば先日、面白い人間が現れた。

天之川ゆらぎという娘だが、この娘はポジティブな意識方向にフォーカスするマスタークラスだ。

こうしたマインドテクニックで出来るだけ良いレイヤーに意識を向ける癖をつけるのも小規模ドリフトにおいてかなり有効な方法と言えるぞ。

この娘の教える内容はほとんどが魔眼に応用のきく内容で、こと「観測」という事柄で言えば魔眼のアペンドレッスンに匹敵する内容だからな。

 

物事を悪い方向へ観測せず、良い方向へ観測する心のクセをつけるためにも、魔眼持ちの者は是非学んでおくことをおすすめするぞ。

 

ココロマスター1巻「ココロの栄養」

http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ178970.html

 

2016/5/19 魔眼全般に関して

Q:いつもお世話になっております、感想を送らせていただきます。

「デビルアイマスター」

魔法使い入門を習得済でこちらを一通り聞いて実践してみましたが、習得してからしばらくの間は脳の活性化が起きてとても心地よい状態が続きました。

そして1日目の基礎とクイックを徹底的に鍛えたらそれこそなんにでも応用が効き……実際マインドアンカーの概念を知ってからはさらにえらいことになると感じました。

 

ところで、クイックは普段はいつもの手順で魔眼発動してから使うものですが、魔眼オフの状態からすぐに使わなければならない場合は「これからクイックを行う」と念じたら手順を飛ばして即魔眼発動してぱちぱちと瞬きしてクイックを使うようにしてるのですがこれで大丈夫でしょうか?

クイックと聞くとどうも早撃ち的な感覚が強いので……

 

「リライト」

対洗脳の技法としておまけpdfなど非常に興味深いのですが、受け流しを常としていた自分としては実践出来るようになるまでかなり時間がかかりました。しかし、発信のためのルーティンがあるように受信モードになると心拍数の変化以外にも個人の無意識の手クセやその他の身体的変化が出ることに気がついてからは発信モードへの移行がスムーズになりました。

 

「ドリフト」

流れが悪い時は寝るに限る……というのを昔やっていた事を思い出しながら実践しました。

未来を変えるのと未来を乗り換えるのは違うと仰ってましたが、ということは未来を変えないと未来を乗り換えても意味がない……という状況もありうるので未来視や願望実現を鍛えるのも重要ですね。

 

ドリフトを実践しているうちに、ロジャー・ゼラズニィの「<真世界シリーズ>アンバーの九王子」という小説で、アンバー王族が使う特殊な歩法は単に歩くだけで大規模ドリフトを起こして多次元宇宙を股に掛ける……という設定を思い出したのですが、この歩法による小規模ドリフトは武道の試合中などでも使えるものなのでしょうか?例えば歩法による小規模ドリフトを繰り返して「常に自分を有利な位置におく」「通常では当たるような一撃を回避する」等です。

それにしてもリュエル様の声は妙にあまったるくて「ドリフトを行うための眠りの音源」ではホントに気持ちよく睡眠誘導されて、とてもとてもいいですね。

 

A:そろそろまた新しいレッスンを行おうと考えていたところだったからな、こうしてタイムリーに有意義な感想を送ってもらえて私としても嬉しかったぞ。

 

まずクイックについてだが、これは貴様の言うとおり行っても問題ない。

基本的に魔眼の発動に条件をかけているのは、精神制御が出来ていない時期の暴発を防ぐためだ。

極端な話、脳のメモリも増えて、魔眼に慣れて制御ができるようなら常時発動していてもいいわけだからな。

その点、貴様のやり方は素早さと安全性をバランスよく両立させているから、実に良い方法だと感じるぞ。

 

リライトについても良いスタイルを発見できたようだな。

こうしたものは自分が受信状態であることに気付けることで意識の変化が生まれるからな。

戦士タイプの人間は、何かが起きてからそれを打開することに誇りや強さを見出すが、それは兵法的には微妙だ。

例えば「相手が何かを言ってきて、それをうまくやり返した」としても。実際の所、相手の言葉に反応してそのフィールドで戦っている時点で兵法的には「敵陣で罠にかかり、そこからなんとか打開した状態」と変わらないから、あまり褒められた状態ではない。

こうした些細な部分でも自分が受信モードであったかを自覚できるようになると、どんどん有利な状況を作り出す事ができるからな。

その点では貴様の感じ方はとても優秀だし、そうした気付きが状況を有利にしていけるはずだ。

 

ドリフトについてだが、その王族の使う歩法はかなり面白いな。

(歩法により世界を股にかけるのはとても合理的かつ有効な技法と感じるぞ)

歩調のリズムやテンポはあらゆるものに繋がる極意の一つでもあるからな。

魔法的にも意味があるし武術的にも意味がある。

 

例えば運転でも、流れが悪いと感じた時には意図的に速度を遅くして危険とぶつかるタイミングをずらして危機回避することも出来るわけだが、武道の大会でも歩法で自分のリズムを変調させたり世界をズラすことで今よりも優位な状況に変化させることは可能だ。

 

ますは兵法的な使い方。

この場合は大会会場を歩きつつ「自分が勝ち進むイメージ」が湧く歩調リズムとテンポに乗ったと感じたらそのまま続けて、何となく負けそうな嫌な雰囲気を感じるならば意図的に歩き方のリズムとテンポを変えることで、今よりも有利なポジションへ小規模ドリフトできる。

わかりにくい場合は自分のバイオリズムやフィーリングを歩き方によってチューニングすると考えてもいいかもだな。

 

次に技術的な使い方。

これは口で教えるのはやや難しいが、極めていけば歩法により呪術をかけることも可能だし相手を萎縮させたり自分の動きを有利にしたり、死角に潜りこむことも可能だ。

格闘技ではトリッキーな選手の動きに相手が翻弄されるケースもあるが、それを更に高度にして本質的動きとドリフトの概念を混ぜれば貴様の言う動きは可能だ。

こうした極意的な動きはこの国の古い武術が特に優れているな。

古い武術が得意としてた「消える動き」というものは、本質的な身体操法ももちろん必須だが、ドリフトのような心法が合わさってさらなる効果を発揮する。

(「剣の中に身を潜ませる」「相手の意識の死角に潜り込む」などもこの類だな)

こうした技術の使用は高度な扱いになると少し難しいが、簡易方法としては試合中に魔眼のドリフトを意図して動くだけでも割と効果的に機能して自分を有利な立場へ移動させ、相手を不利な状況へと導くからおすすめだ。

 

2015/11/26 リライトとドリフト

Q:突然の質問失礼します。魔眼を使っていて思った事の一つです。

魔眼は使用者の心を現実に移し出し始めるという風に以前聞きました。また魂は全てを記憶しているとも仰っていましたよね。この事から心はもちろん意思や思考、行動も魔眼は反映しているのではないかと考えました。

当然といえば当然ですがそう考えると、「自分」のあらゆる行動を思考感情を魔眼は見ているんだという事に気づくと、自然と発信モードで生きていくようにはなってきています。今気づいたばかりですけど。ただ魔眼抜きにしても人は行使力をこうして使っていて現実を作っていると考えるとドリフトというのはこうして思考単位の細かい積み重ねでできている現実の、別のデータに移る事だと考えました。これも仰っていましたよね。

そして別の内部データに移る際は小さな変化、例えば僕が今日のお昼がスニッカーズでもケンタでも要は僕の気まぐれ一つ、十分に感情の揺らぎで起こるので起こしやすいのかなといった具合です。

この現実の揺らぎというか可塑性の範囲がドリフトのやりやすさに影響するのかなと。

今のデータに近いところに行くという事は自分が正しい未来の精神状態にあれば其方へ楽に行けるという事でもあるので、事実の他に「自分」のパラメータが深く影響すると感じました。そしてこれが一種の疑問何ですが行使力、魔眼の力というのは非言語と同様に周囲に移るものなのでしょうか?

決して自分を過信するわけではないのですが知らないうちにそうしていたらと思うと少し、これから自分の周囲どうなるのかな(魔眼使い的にはどうしようかなと考えるところかもしれませんが)と感じました。


A:これはひと言で言うとその通りだな、という感じだな。

今回の質問は、魔眼の最終的な認識である世界構造の把握に対しての山のふもとのような取っ掛かりになると思う。


今回の具体的な行動と考え方はドリフトをより現実的な方法で進めていく良い方法だし、こうしたやり方なら体感としてもしっくり来やすい優れた考え方だとも言える。

大きく評価できる分析ポイントとしては、人は思った以上に物を見た時点で物事を決めかけているということに気付きかけているということだな。

一般人は運も行動も結果も全てが他者任せだが、魔眼使いはそれらのほとんどが自分の観察や主観から生じていると気付くことが出来る。つまり…普通人が考える原因と結果、主従の感覚を全く逆に捉えているわけだ。

「状況の奴隷」と「状況をコントロールする者」

この差はとても大きい。


次のヒントを教えるとすれば、貴様が言う【「自分」のあらゆる行動を思考感情を魔眼は見ている】は、更に厳密に突き詰められるということだな。

ここをうまく解凍していけば、さらなる結果にたどり着けるだろう。


他者への影響だが、それは人が「見る力」を所持している限り、良くも悪くも周囲へ影響が出るのは当然だ。ましてや魔眼であればそれが強くなるのも言うまでもない。

これは何度も話している内容になるが、そうした強い力を常に行使しているからこそ「日常での思考や佇まい」が重要になるわけだな。


※追記

魔眼の最終的な世界についての認識だが、これはセルシアが話しているタイムラインや多層構造世界などの異世界概念とは若干違う結論を導き出していくので「世界観に関しての認識」は魔眼と魔法で、今の時点では少しわけて覚えておくといいだろう。

これはどちらが正しいとかではなく、実はどちらも正しいが今の貴様の知覚レベルで推測すると2つの知識を誤ったバランスで混同させて誤った答えを導き出すのを防ぐためだな。

(まほー工房においての基本はあくまでステップ・バイ・ステップで学んでいける魔法使い入門シリーズだからな。考えに迷ったら魔法使い入門の基本に戻るのがおすすめだ)



2015/11/3 魔眼全般とリライトに関しての質問

Q1:魔眼レッスンのリライトの技法を再度鍛錬中ですが、「私は~」は、心理学のアサーションの応用に使えるのではないか?と思ったりもします。諸事情でうつ病の関連の知識とTFTやNLPやアドラー心理学も勉強しております。書籍で読む程度ですが…。

すべて独学ですが、その一連の勉強がパズルのピースのようにカチリとハマった感覚があります。

思考と習慣の上書き。(現実化するのに、時間感がかかるのと「今現在の思考と理想の行動とのギャップ」が、反映されにくくあると思います。)

アサーションを読んで「現実社会で非言語を重要視しながら、ちゃんとした体系で学ぶ機会がないというのも差が大きすぎる」と思っています。


A:もちろん応用できるぞ。

リライトを使えば通常のやり方よりも遥かに強く信念や意志を高めることが出来るからな。(魔眼は極めれば人間生活のほぼ全てを内包している内容だからな)

そうした知識に触れつつ、魔眼を通して実際に肉体に練りこんでいくのはとても現実的で、魔法的にも物理的にも高度に昇華された素晴らしいアクションだと私は思うぞ。


Q2:たまたま最後まで視聴したアニメの言葉で「観察し、思考し、行動しなさい。無力な人間にできるのはそれだけなのだから」とありますが、私の解釈を付け加えるなら「物事の出来事の原因と意図を観察し、何故そうなったのか? その目的を思考し、物事の出来事の解決方法や手段を見つけたら行動しなさい」

と私なりに考えて、実生活に取り入れたら、時間は半月ほどで習慣化され役に立っています。

ただ、これは、誰にでもできる極意でもあり、時間が少しかかると思います。具体性を上げるには何が足りないですか?


A:私から言えば普通人に決定的に足らないのは「観察力」だな。

例えば目の前にグラフと映像があり、このままいくと自分と家族が危険になり子供が死ぬという明確な情報が言い訳の出来ない精度でそこに表示されたら、よほどの愚か者以外は誰だってそのままの道は歩かない。

駄目だと明確に理解出来るものや見えるものに対して、意図してそこに行こうとする者はいない。

つまりこれは言葉を変えれば「対策・対応」以前に、「観察と認知力」の問題だ。

「見えないから理解できない、見えないから疑問も湧かない、だからそもそも対策を講じられない」というわけだ。

例えば世間一般の人間が貴様の一万分の一ほどの観察力でも所持していれば、世界はこういった形にはならずにもっと早い時点で良い方向にかじを切っていただろう。


まずは全てにおいて観察力があり、物事が見えなければならない。

対策や行動はその後だ。

(これはどんどんと極めていけば最初の「見る」だけで全てが完結できるようになるがな)


これらの問題に関しては人類全体が魔眼持ちになれば話は早いのだが、今の時間軸ではなかなかそうはいかないだろうからな。

だからセルシアが魔法使い入門2の6巻で人類全体の弱点を補完する魔法を伝える予定らしいな。

これは貴様自身の進化だけでなく、その周囲や広範囲に利益のある内容になるだろう。


2015/9/30 ドリフトに関しての質問

Q:私は昔、その当時は家に無かった敷物の上で寝てて、何度も何度も畳み返しよろしく世界が反転し、敷物の下に満ちていた水に落ちたと思ったら別の夢を見ていて、その当時は無かった番組や、あらゆる状況に自分が置かれているのを、何度も寝ていた敷物が反転しながら垣間見続けるという夢を見た事があり、それは私が5つにも満たない歳の頃の夢なのですが、あらゆる私が見る未来や世界を断片的に見たのです。

その夢を見た前後辺りからか、その辺りから、今まで直視出来ていた、裸眼でじっと見つめ続けていた太陽が直視出来なくなったり、私の人格と言うか、記憶にも断絶がある様な気がするのです。

それと関係あるのか無いのか、私はふと我に返る様に「私は誰だ?何をしている?」と病気の様な事がしばしば感覚的にふと過るのです。どうして此処に居るのか、自分とは誰か?の様な疑問がふっと湧いて来て、すぐ馬鹿な事を考えたなぁとこの考えを打ち消すのです。

魔法使い入門や、デビルアイマスターなどの情報を得てから、私は、目を閉じている世界なら、空の光が無限にあるならとブレードを無限に引き出したり、天候に魔眼を使えばかなりの精度で干渉出来るなど、この世界の脆さみたいな部分に触れて、なんだかモニョモニョして……何が言いたいのか自分でもよくわからないのですが……聞きたいのは「この世界大丈夫なんですか?それとも私が大丈夫じゃないんですか?」って質問です。私は大それた物では無いですが、何か見ちゃいけない物を見ていた気がしたんです……


A:最近はアペンドパックが出た影響か魔眼に関する質問が増えてきて嬉しいぞ。

まずはパッと見たところでは、貴様はこの世界に何らかのミッションを携えて来た可能性が高いが、幼少期の物理的成熟が終わる前に色々とちょっかいを掛けられて幾つかのパーツを消されたり忘れさせられている可能性があるかもしれないな。

これは例えるなら1つのことを考えている人間をいきなり驚かせたり、お化け屋敷に放り込んだり、洗濯機に閉じ込めるようなものだ。

外部の刺激の渦でシェイクされれば何がなんだかわからなくなり、開放された時には「あれ…さっきまで何考えてたんだっけ…?」となるケースも少なくない。

次から次へと記憶をひっくり返されたり、小規模ドリフトで軸をずらされていけば、ドリフトの知識がない限りは、いつの間にか自分の正体や、やるべきことがわからなくなる事もあるだろう。

だから貴様が語った『私はふと我に返る様に「私は誰だ?何をしている?」』のくだりは、異常というよりはむしろ本来の軸に戻るための魂のシグナルのようにも思えるから不安になる必要はないし、これをきっかけにドリフトで元の軸に戻ったり記憶を思い出すのも悪くないぞ。


あと、天候への干渉の件だが、雲切りや雲消し、雨乞いや雨避けなどの行為は貴様程の力があれば出来るのは当然だ。天候は割と人の意思を反映しやすいからな。

ここで重要なのは、天候だけではなく「世界」も、思ったよりは曖昧で流動的な存在だと認識する点だ。

確かにこの世界は見た目上は物理的に固定化され硬いが、実際はそれすらも人々の思い込みの総和で生まれている内容にすぎない。

つまり世界は思い込みの方向性で常にドラスティックに変化しているということだな。

極端に言えば、全人類が「人は空を飛べる」と心の底から思い込めるなら、空を飛べるルールがこの世界にも適用されるだろう。

(仮にそこまでいかなくても、少なくとも多くの人間が軽身功のように身体が軽くなるのは確実だ)

今のは極端な例を出したが、現実的な線で言えば、科学の世界で思い出したようにいきなり新しい法則が発見される事例や、数十年前に比べて多くの人間の物事の理解度や習得スピードが加速している事例。

昔の金メダリストの記録を今ならそこそこ才能ある高校生クラスでも超えられるような事例や、一昔前なら一生かかって習得すべき技能が数年で身につくケースなども、人々の思い込みの総和で世界の条件設定がドラスティックに変化しているケースの一例とも言えるな。

(これは逆に言えば、一昔前までの世界は本質的には全く変化が無い、それこそ何百年、何千年も意図的に同じことが繰り返されていた、どんくさい牛歩の時代だったと言えるわけだ)

まぁ、一言で言えば。この世界は多くの人間が「そうだよね」と思うことが現実化しやすい形質があるということだな。

人は反応して、思い込み、世界を生み出すからな。

だから貴様が感じる通り、この世界は見た目上の安定感に反比例して、割と不安定な存在であるとも言える。

だからそれは「見ちゃいけない」ではなく、見るべきものが自然に見えてしまったという方が正確だろう。


この法則がわかると、世界に対して意思を働きかけ干渉するのは別にだいそれた事ではなく、誰にでも備わった権利であり力だということが理解できるはずだ。


今回の質問も、世界の秘密に迫る良い質問だったぞ。


2015/9/28 ドリフトに関しての質問
Q1 見間違いや空目はドリフトだったりするのでしょうか?
A:これは、ただの見間違いや勘違いのケースもあるが、別の世界軸のビジョンを垣間見てしまいそれで違う読み方をしてしまったというケースはあるな。

Q2 世界を渡るときに意図的に何か例えば膜とかを通るなどの抵抗感(通ったと言う実感)を作ったほうが良いでしょうか?

A:慣れてしまえば必要はないが、人間は何らかの実感や感触を伴ってアクションを行った方が「やった気になる」からな。
このやった気になる事は術を深める意味でも重要なので、できれば実感を伴う方が良いだろう。

Q3 ドリフトについて考えている時にコツは如何に自分を世界から隔離できるか
だなと思い自分を箱に入れるイメージはどうだろうか?と考えました。さらにその時シュレディンガーの猫(よく使われるマンガやアニメの方の理解の仕方ですが)の事を思い出しあっちは箱の中が未確定状態だけどそれを逆転して箱の外を未確定としたら面白いんじゃないかと思いました。
箱に入って、一旦世界を未確定と意識してそれを自分の好きな世界に再定義して出ればドリフト完了みたいなイメージです。
さらについでにと箱の中をアンコンシャスリセットへの入り口にして魂をリセットしてから出ればプチリンカーネイションぽいなと思ったのですがこれは技法的にはどうなんでしょうか?イメージは複雑ですけど使っても良い技法になるでしょうか?

A:OKだ。と言うよりはこれは魔道書コーナーに掲載したいレベルで良いアイデアだぞ。工程としては多くなるが、どれもイメージしやすくしっくりと来る内容なので時間が許せばこの方法を使うのは効果的と言えるな。

Q4 ブレードの質問になりますが、最近ブレードを手の形にして手のひらに魔眼を付けたのですがこれで空間などを魔眼に飲み込みさらにそれを掌握することで強力な魔法にならないかと思ったのですがどうでしょうか?
上記のドリフトの質問のようにこれも工程が複雑でしょうか?

A:問題ないぞ。
確かに工程はあるが、イメージしたいは理にかなっているししっくり来る分構築に手こずる感じでもないからな。
こうした掌握系の技は使い勝手がいいから、1つ持っておくという意味でもおすすめだな。


2015/9/27 リライトに関しての質問

Q1 世界自体は受信モードなのでしょうか?仮に世界は受信モードと認識することで個人が世界に与えられる影響が大きくなったりするのでしょうか?

A:ふむ、そうだな…。

貴様が聞きたい段階での答えとしては、世界自体がある意味では受信モードになっているという認識は確かにアリだ。

実際には世界自体は人が生み出している存在なのだが、その要素を構成する人々自体は受信モードの存在が多いので(殆どの人間は、世界に満ちた既存情報を受信して、結果的にその世界構築を強めるような意識を発信している…という意味だな)

だから、世界が受信モード、もしくは世界にいる人々が受信モードと認識して魔眼を行使すれば効果的になるというのは間違いないな。


Q2 受信モードはなっていることを意識できれば使いようによっては自己暗示掛ける時のに有効だったりしますか?

A:有効だ。これのわかりやすい方法が魔眼で鏡を見て自分にかける自己催眠だな。

これはいずれ時間がある時に教えようと思っていた内容になるな。


Q3 思ったのですが非言語は特殊な意識して使える受信モードだったりするのでしょうか?

A:受信モードにも使おうと思えば使えるな。

非言語はどちからというと物事の真理を感じるため感覚になるが、逆に受信モードで世間に満ちる「意図」を感じることで「世界に何が起きているか?何を起こそうとしているか?」を逆探知することも可能だ。


Q4 自分が楽しい好きな話をするときに意識して発信モードでプラスを発信するのは良いこと?

A:これはとても良いことだから是非、発信モードで行ってほしい内容だ。


Q5 鼓動の意識を手や足に集中させて発信するのはありでしょうか?手で相手に触れながらや足で大地に接しながらの場の浄化など、さらに擬似心臓・擬似コアなどをイメージで作り相手に相手の中に置き、鼓動を制御することで他者にリライトを掛けることは可能ですか?

A:全部可能だ。特に後半の内容はリライトの良い使い方と言えるし、ヒーリングのやり方としても優秀だからな。(コアは相手の中に置かなくても、ただ手を触れて鼓動を転写するだけでも簡単で効果的だ)

ちなみに足で大地に接しながら…のやり方も星にとって良いケアになるからおすすめだ。

例えば地震だが、これは揺れ始める直前に星と繋がっている者であれば何となくそれがわかるし、揺れ始めた時に星の奥底に向けて謝ったりなだめたり、鎮める意識を送ることで実際の被害を少なくする事もケースによっては可能だ。

特に寝ている時には地面との接触面積が大きいからな。人によっては揺れている震源や、大地の怒りのようなものまで体奥や魂で感じる者もいるだろう。(こういった経験を子供時代にしたことがある者も少なくないはずだ)

地震が起きると人によっては無意識に「ごめんなさいごめんなさい」と謝ってしまうのは、こうした繋がりの真実による部分が大きい。

今現在は星と繋がる強い感覚持ちが少なくなってきたし、星の存在を感じられない無感覚で傲慢な人間が増えてきたので実質的に大地の怒りを鎮める力を持つ者が減ってきているからな。

だから、こうした星に繋がるやり方は貴様だけでなく、他の存在にとってもありがたい内容になるだろう。


Q6 空間や世界を心臓の鼓動もしくは心臓その物とイメージし連動させるのはどうでしょうか?もしくは鼓動ともに世界が心臓に入ったり出たりする、むしろ心臓に世界を取り込み、開放するイメージはどうでしょう?

A:どの方法も強力でよいやり方だな。

個人的に言えば、最初のやり方が簡単でやりやすいので、おすすめだ。



2015/9/4

Q:デビルアイに関して質問があります。デビルアイ本編ですと、実行時は『裸眼』とありますが、私は普段からメガネがないと支障がありますので、メガネに魔眼の効果で「このメガネは魔眼の使用もできる。(裸眼でなくてもできる)」としています。魔眼使用時のトリガー設定も本編通りに(目の色が黒から赤に変化というやり方です。)

メガネをかけたままでもできる方法はこのようなやり方でもいいのでしょうか?


A:基礎稽古で裸眼を使用するのは、魔眼の初期設定の時点でメガネを使用すると正確な初期設定がズレてしまう(道具前提の初期設定になってしまう)のを避けるためだ。

だから稽古では裸眼でも、実際の生活や魔眼行使の時にメガネを使うことは全く問題無いし、メガネ自体に設定をつける必要も無い。

貴様は特に意識することなく魔眼を使用するだけで大丈夫だ。


2015/8/5

Q:リュエルさんが魔眼の初期の頃の質問コーナーで「一流の彫刻家と魔眼の関係性」についてチラッと語っていたと思います。

その際に「いつかは芸術方面での魔眼の使い方も教えてやりたい」とも言っておられました。

ズバリ!芸術方面での魔眼の行使法を教えてください!

特に絵画方面での応用法を知りたいです。

現実の風景を写実的に描く・・・だったら、写真を写すなりすればそれなりに描けると想いますが、結局絵画って「肉体の目には見えない、作者のみが心の瞳で見ている世界を描く」行為だと想います。

中世の宗教画だったり(神々の姿を想像する必要がある)、ターナーやモネの風景画も(あれは現実を見たことによって映された作者の心の風景だと想います)、そしてわれらが大好き二次元イラストも!(いつか彼女たちを直接目視したいです)

そこで「絵を描く(心の目で見たものを忠実に物質世界に顕在化する)」という行為での魔眼の使い方を教えてください!


A:これは貴様の話す通りというか、貴様自身が割と答えを出しているな。

ヒントを出すとするなら、ああいった一流の画家達は物事を完璧に写真として覚えているか、全く違うセンサーを駆使したり違う世界の風景を見てきているかの場合が多い。

前者なら将棋の棋士。

後者ならエイリアンのHRギーガーなどだ。

例えば先日Googleで「人工知能が描いた絵画」のニュースが話題になっていたが、あのタッチと雰囲気はギーガーの描くデザインと類似点を感じなかったか?

あれは「天才と呼ばれる存在たちは、普通の人間とは明らかに違うセンサーで物事を感知している」という良い例だったな。


あとは単純に見えているだけでも、それを現実に落とし込む技術が無ければ意味が無い。

ポイントとしては自動書記のように頭と手が連動して、頭で考えるよりも早く描けるようにクセをつけるといいな。

現代人は頭で考えすぎるクセがあるからな、手を止めて考えるなら、何も考えずに手を走らせる。

そうした訓練をしつつ魔眼で違う世界を見に行けば、貴様の描く絵が個性的で強い絵になるのは遠い日の話ではないぞ。


2015/7/14

Q:ガイドに魔眼を仕込むことは可能でしょうか?例えば、こちらの魔眼でガイドに「見たものを浄化、無害化する魔眼」を書き込めば、リベンジマジックに便利ですし、はぐれサイコアタック除けにもなると思いました。


A:可能だな。

それと、もう1つの方法としてはガイド自身に魔眼を使ってもらうのも良い感じだぞ。

ガイドは強力な存在だから、貴様が魔眼のコツを伝えれば、即座に有効な使い方を身につけてくれるはずだ。



2015/7/8

Q:この世界にあるこの世界での魔眼、邪眼の始祖である天使の護符は、この魔眼には効くのでしょうか?


A:貴様に教えている魔眼は、基本的には、どの時空やどの世界でも扱いに困らないように、どこでも効果が出る力を元にして稽古をつけているからな。

そうした意味では、貴様の話している「この世界での魔眼」とは違うし、より根源的でより強力なものと言えるな。

これは貴様の求める答えになっているかはわからんが、気になるようなら以下の魔法の質問コーナーも読んでみると理解が深まるかもしれんぞ。

参照:2014/9/27  その他の質問 Q:大魔法使いちゃんの教える魔法は、世間にある書物の知識とは違って、複雑な呪文や道具、時間などの細かい条件が提示されていませんが、それはなぜですか?

http://mahoukoubou.jimdo.com/%E6%96%B0-%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC2/%E6%96%B0-%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC/


2015/6/30

Q:これまでの作品で世界間や時空の移動があり、実現できますよね。それで、同じ考え方している”自分”ならば、色々な場所で鉢合わせてもおかしくないと思いました。

そこで過去の自分や未来の自分、ドッペルゲンガー、自分だったかもしれない存在に出会った時の心構えはないでしょうか?

相手が不安に駆られていてもこちらでなんとかして上手くやっていきたいです。


A:これに関しては世界構造に対して一定段階まで理解が深まると貴様の言う形の「鉢合わせ」は起こらない。

が…今現在の段階で役立つ知識が必要な内容と感じたので、その方向性で話を進めていくとしよう。


過去や未来の自分や、魂の分身とも言える存在(例えば「あぁ…あの人はもう1つの人生を選択した別の自分の結果に見える…」というような感傷を抱いた人間に出会った事が貴様もあるだろう?)


こうした存在たちに出会った時には「自分から分化した魂」「別時間、別の選択をした自分」として見守ってやったり、時として癒やしたり理解してやることもできる。

※相手の形質の中に自分の形質や影を見たり、「この世界に映る・出会う人間は全てあなたの鏡です」などのスピ的な言葉は、こうした内容を(ごく一部ではあるが)あらわしているわけだな。


こうしたケースでは恐れる必要はないし、貴様の感じた通り「これはもう1つの自分だ」と理解してやることもポイントだ。

相手には知識がなくとも、貴様には知識があるわけだから、より大人な存在である貴様の方が寛容な目と心で接してやる事ができるからな。(もちろん相手の態度や程度にもよるが…)


この目線で世間の出来事を意識して見てみると、実に多くの家族や友人、知人の中に自分の形質の一部を見出すことが出来るだろう。

相手の中に自分の姿を見いだせる者は、相手の心を理解することができるし癒してやることも可能だ。

相手の中に自分の影を見出すことが出来れば、自分の直すべき点も即座に理解できる。

あらゆる意味において成長が早くなるだろう。

こうした事象への理解は更なる気付きと理解へと繋がり知覚を底上げしていくからな、今回の貴様の質問はとても良い内容だといえるぞ。フフフ…。


2015/6/29

Q:デビルアイマスターの3日目、空間を穢れたものにするレッスン中のことです。午前2時でしたが、穢れたイメージを転写中に鈴の音が5回ほどはっきりと聞こえたのです。これは何だったのでしょうか?たまたま偶然、外に人がいて鈴を鳴らしたのか、そもそも何故鈴なのか分かりません。今までにこれといった心霊体験もありませんし、鈴をつけた猫なども近所にはいません。もちろんデビルアイマスターを聞きなおしても鈴の音なんて入っていませんでした。怖いという感情はありませんが、ご報告までに。


A:魔眼は貴様の制御下にある状態だから、(意識、無意識問わず)自らそうした事態を求めない限り変なものを呼び出すというのは考えにくいな。

物理的な線で見れば貴様の言うとおり、たまたま外で誰かが鈴を鳴らしたというのが濃厚な線だが、鈴が貴様にとって何らかのシグナルや関連性のある物であったら、その線で思索を深めるのもアリだ。


基本的には、貴様自身が怖いという感じがしなかったようなので問題は無いだろうが、今回の出来事がやけに印象に残っていたり気になるようなら、何らかのシグナルやメッセージの可能性として「鈴と自分の関係性」や「5回」という回数などに着目し、今までの経験で思い当たる節や、今後に起こりうる何らかの可能性や未来線のラインも含め関連性を探すのも良いかもしれんな。


2015/6/24

Q:魔王さまに質問です。

鏡、写真もしくは魔法使い入門7巻の要領を用い、魔眼で「魔眼発動中の自分の眼」に「魔眼強化のエンチャント」を繰り返すと、どうなりますか?


A:鏡を使用した魔眼はいずれアペンドレッスンで教えようとした内容だが、この場でも少し話しておこうか。

写真や魔法使い入門7巻の要領で行うのは強化されて良いな。

鏡はさらに強力だが、同時に行使力が効きすぎるので、自分の心の佇まいには注意だ。

つまり、何度も鏡を見て魔眼をかけるという行為により、貴様が「より強くなる」と意識できるメンタル構造なら良い結果が出るが、「こうやって何度もかけるのは、自信が無いからなのかもしれない…」と思ってしまうメンタルならば、それが実現化する。(つまり弱くなる)

この辺りに注意だな。


Q2:魔眼発動時の瞳の色は、色別に機能を特化させた複数を使い分ける事は可能ですか?

可能であれば、クイックが更にクイックになると思うのですが。


A:フフッ、これは懐かしい事を思い出させてくれる嬉しい質問だな。

実は私は統合化前…いわゆる別世界で「魔王」を名乗っていた頃はそれを行っていた。

1人の脳みそでは1つ覚えるのが限界のオーバースペック気味な術を複数所持できるようにと、それぞれの瞳の色に意味をもたせ、脳の別領域でそれぞれの術を管理していた。

例えば赤の瞳は破壊の力全般、緑の瞳は回復と蘇生、黄色は補助増幅系、紫は不可視や無意識領域への力の行使や洗脳・催眠、白は時間、銀は時空コントロールなどだな。

これらの瞳を左右別々の色にして各能力を合わせることで、出来る事をより増やしていき魔王として君臨していたわけだ。


私自身は、この世界で様々な出来事を経験した結果「統合化」して、今は元の瞳の色1つで全てをまかなえるようになったが、こうした瞳の色分けをすることのメリットは大きい。

特に色と能力を分けておくのは意識の切り替えがやりやすくなるからな。

これは私自身が行っていた内容なので、貴様自身がしっくり来るなら行うことはおすすめできる。


魔眼を教え始めてからいずれは気付くとは思っていたが…思ったより早かったな。

やはり貴様は優秀だな、フフッ…。


Q3:魔眼の対象を直接目視した場合、視界に入った瞬間(視覚としては脳内で既に知覚されているので)

インナースペースに入ったと解釈しても良いのでしょうか?

その場合、目視=吸収となり、上記2.と合わせると、用途に制限がかかりますが、正に刹那で発動出来ると思うのですが。


A:確かに見た瞬間に行使しているからな。

その意味では正しいが、これは別にその後からも幾らでも書き換えできるので、貴様の都合の良い感じに扱えば大丈夫だ。(見た瞬間にかかるのでもOKだし、見た後にゆっくりとかけるのでもOKだ)


Q4:3日目の守護空間の転写ですが、「精霊や天使、好きなキャラクターを~」の部分に守護者やガイドを用いても構いませんか?

可能であるなら…。既に非言語的に守護者を。他感覚も含めてガイドを知覚していますが、この場合、吸収>転写だけで発動していますか?


A:構わないぞ。

ただし、それを行うことに引け目がある場合ならやらない方がいい。

「このガイドにここを守らせるのは気が引ける」なら行わない方がいいし、逆に「守ってもらえて嬉しい」と思うなら積極的に行った方がいい。

つまりは貴様自身の感じ方や意識の部分が大きいわけだな。


2015/6/23 ドリフトに関する質問

Q:魔眼ドリフト発売おめでとうございます。

早速ですが質問があります。

この術は、対象を望むように変えるのではなく、そうで有った可能性の世界に移動する、、、っと取っているのですが、つまり、全事象全てに分化した世界が常に無限にかつ同時にあり続けてるわけなので、そこの中から、術の大中小にあわせて、ちかいところに移動する、、、、っという感じで今やっているのですが、これはつまり、以前の「魂はアカウントで肉体はアバター」に例えるなら、今、主観の意識は、プレイしているモニターなので、チャンネル変えれば別の世界もあるのでしょうが、このチャンネルの切り替えは、ちょうど「夢からの目覚め」的な感じで切り替わるので、アバターも切り替わる関係上、「肉体のほうに記憶されてる」部分に関しては、ここで忘れるのかなっ、、、と解釈しました。

「魂の記憶」に関してはアカウントは共通なので、どのワールドでもサーバーに履歴はのこってる感じでしょうか、、、、?


A:魂の記憶とアカウントに関してはほぼその通りだ。

「サーバーの履歴」の表現に関しては、ある意味では当たっているが、ある意味では違う。

これは「世界が無数に存在している」という物事の意味に関しての解釈の違いだな。

これは多くの者が間違えやすいポイントだが、世界は確かに貴様の想像する範囲において無数にあるが、それは常時存在しているわけではない(そして消えるわけでもない)

ドリフトでは便宜上ああいった言い回しをしているが、それはいきなり肝を話したらシンプル過ぎて、逆に前提条件を満たしていないと全く理解できない話になるからだ。

(これも、あまり話すと逆に混乱する内容になるな)


とりあえずアカウントに関してはOKだ。

世界の構造に関してはもう少し自分の持つ観察の力の意味を掘り下げると共に、ドリフトで世界に関する意識を深めていくと本当の所に近づいていけるだろう。


Q2:とすると別の世界とか前世来世の記憶を持ち越せる人たちってのは、このサーバーに直接アクセスして、その情報をとってる形になるのでしょうか、、、?


A:基本的にはそうだ。

貴様の持つ言葉で言えばデータサーバーの読み取りというよりは、アカウントの裏パラメータや内部情報にアクセスできるの方がしっくりと来るかもしれんな。


Q3:今回思いついた疑問は、ドリフトは世界を切り替えるわけですが、この切り替え先のアバターがもつデータ、、、つまり、記憶とかスキルとかですね、、をこっちに共有しようとしたとき、どんな手があるかというところでした。  

流石に、マトリックスみたく、インストールするだけで、その技の達人になれるとかは怪しいですが、

なんらか恣意的に持ってこようとしたときは、これも通常のドリフトの手順と同じく、「そうなってる自分」を意識しながら眠る、、、とかでよろしいのでしょうか?


A:それはアペンドレッスンでいずれ教えようかと思っていた内容に近いな。

今回の貴様の質問で言えば「意識しながら眠る」はとても良い方法だな。

他の方法としては、なにか良いパフォーマンスを発揮できた時に、その場でまぶたを閉じて「今の状態が自分のデフォルトだ」「これはもう、できて当然だ」などの内容でドリフトを行い素早くモノにするのも良い手だ。


Q4:ふと思ったのが、以前お話した「知らない知識についてん~、と考えると何か浮かんでくる」も、この話に近いことしてるのかもっと思いましたが、あのつながる感覚はまた別なのでしょうか?


A:ほとんど同じだ。

あの感覚はQ2の魂の裏パラメータに繋がり情報を引き出すケースや、今までの魂の履歴からソースにアクセスできる時の記憶を思い出し繋がるなど幾つかのやり方で行っている感じだな。


Q5:感想です。

個人的には、今回のドリフトの技法が、最初に本編を聞いたときに、その内容の仕組みとあわせて、妙にしっくりくる感じでした。(しっくりというかピピンかな、、、?)

魔法の各技法も、それぞれに聞くたびに頼りがいのある技を知ることができて、力強い感じだったのですが、今回のドリフトに関しては、別にまだなにをウマく行使できてる訳でもないのですが、なんか最初に聞いたとき、例の「術が上手く行くときの感覚」見たく「あぁ、うん、そうだよね、、、」っていう感じで、違和感なくすっとこれたのが不思議でした。


それと、、今これを書きながらも思いましたが、この巻に限らずなんですが、、、冷静に考えたら、可能性の分岐した世界にスライドする術なんざ震えるほどすごい内容ですよね、、、!

それを「普通に」この感じで発表してるんですから、最早すごいとかそんなんでなくて、「なんていえばいいか、わから無いけど、、、、えっーーー?!」って感じですw(伝わりましたでしょうか?)


A:うむ、しっかり伝わっているぞ。

テンション高いのに吹くが、そうした反応をもらえると私としても嬉しいぞ。

この技は知識だけ聞くと大仰で胡散臭い内容だが、実際ほとんどの人間がドリフトと思わしき出来事を経験しているからな。

非日常に思えて、実は最も日常的なモノでもあるわけだからな、その意味でも優先順位が高く、早く教えたい内容だった。


あぁそうだ…あと、このまとめスレを読んでおくといいぞ。

これは作者がドリフトのヒントを貰ったのと世界の構造体を理解するのに最も役立った貴重なまとめだ。

このまとめの内容とドリフトの稽古(そしてPDFの知識)、あと幾つかの物の見方(解釈)を加えれば世界の構造体に限りなく近づく事が可能だろう。


「人生やり直したいやつ俺がタイムリープしたときのこと教えるから来い」

http://world-fusigi.net/archives/5638489.html


2015/6/21 ドリフトに関する質問

Q:今いる世界とは全く違う異世界や過去の世界にドリフトする「大規模ドリフト」に関する質問です。

Aという今までいた世界から、Bという異世界、または過去の世界に移動する際、「自分は以前はA界にいた」

という認識や、A世界にいた頃の記憶は持ち越せるのでしょうか?

「自分は最初からB界にいた」と思いこんでしまうことはないのでしょうか?


A:記憶はその気になれば持ち越せる。(転生者はそれを行っているわけだ)

これは夢をイメージするとわかりやすいだろう。

夢は目覚めるとすぐにかき消えていくが、しっかりと覚えておこうと意識した夢は覚えておくことが出来る。

そういった意識を全くしていなければ、どれだけ強烈で鮮烈な夢を見ても、すぐさま忘れてしまうから貴様が言う通り「自分は最初からB界にいた」と思い込む状態になるだろうな。



Q2:魔法使い入門12巻で作った世界は(まだその世界を作る前の)過去の世界にドリフトした場合は、消えてしまうのでしょうか?


A:これは消えないから安心しろ。

例え世界が変わっても「世界を作り出した」という事実が残っているわけだからな。(この部分も重要なヒントだ)



Q3:補足知識pdfにあった「悪意ある存在に術をかけられ、不利な世界に送り込まれることもある」というお話は私にとって全く予想外で、興味深く感じました。

そのような場合、大規模ドリフトで異世界や過去の世界に送り込まれるケースもありうるのでしょうか?


A:あるぞ。

多くの存在が、それで苦しめられている。



Q4:ありうるとしたら、その術者にリベンジマジックで逆襲することは可能なのでしょうか?(特に、「過去の世界」に移動させられた場合、その世界の時点ではまだ術者は術をかけていない、とも言えるのではと思った

ので気になりました)


A:可能だ。

例え時間軸が過去に戻っても、貴様が「過去に戻る前に経験した出来事」は魂が覚えているからな。

魂は全てを記憶しているから、例え過去に飛ばされても「過去に飛ばされる前にそれをやられた」という事実がある限りリベンジマジックは発動するし、攻撃側はそれをチャラにすることは出来ない。

(これはエクスキューショナーで言うところの「どうして悪事は割に合わないか?」にも通じる内容だ)



Q5:また、大規模ドリフトで異世界に送り込まれる場合、その術者の所在が気になります。

たとえば私がA界からB界に送り込まれたとします。

その場合、その術者は「B界でもA界と同じ姿で存在する」のでしょうか?それとも「A界にいた時とは姿形や存在の構成が違ったとしても、何らかの形態でB界にも存在する」のでしょうか?

もしくは「もとのA界にいて、B界にはいない(言い換えれば、術者が私を邪魔に思って、別の世界へと叩き出したケース)」のでしょうか?

あるいは「A界でもB界でもない世界から術をかけられた」というケースもありえるのでしょうか?


A:結論から言えば、どのケースもありうる。

これらは力関係や意思、思惑などの状況にもよるが、実はそれはあまり関係ないし大した意味は無い。


どちらにしろ「貴様は存在する」し、「相手の術者も存在している」わけだからな。

ここが大きなキモだ。

だから貴様はどうするか?どうしたいか?がより重要になってくるわけだな。


今回も禅問答っぽく聞こえる内容になったが、この5つの質問を通して、貴様の質問と私の回答の中にズレというか、物の認識や時間の捉え方の違いを感じ取ったはずだ。

このズレの部分こそが重要ポイントでもあるし、更なる知覚拡大と閃きのヒントになるはずだ。

特に、今回の質問は「世界の構造体」への気付きを刺激する内容を数多く含んでいたからな。

多くの者にとって参考になる良質な質問と感じたぞ。



2015/6/20 ドリフトに関する質問
Q:自分の再構成に関する個人的な質問です。
ドリフト、アンコンシャスリセットの、自分自身の存在を1から再構成する過程は新しい流れやレールを自分「が」意識的に選択して乗せるという意味があると私は考えています。
しかし自分は過去に夢の中で「感知できた中で一番濃い魔の存在」によって結果的にほぼこの技法に近い事をされたので、このように他者に身体を破壊され一から再構成された場合、何らかの改変が起こるのは分かります。が、それから暫く時間が過ぎてる場合、その要素は自分の中で異物のままか、それとも私と一体になってるのでしょうか。

A:これはとんちや禅問答になるかもしれんが、貴様がそう思えばそうなるだろうし、そう思わなければそうならないといった感じだな。

基本的に時間が経っていようと関係は無い。
ポイントとしては貴様自身がかつてされたその事をトラウマのように感じているため、本来は単なる他者からの働きかけ(つまり異物)であるものに対して、離し難い一体化しているようなものとして錯覚しているわけだ。

 

これは「力を失った時に、力を取り戻す方法」と同じく、まずは「力は自分にあり、自分以上に自分に働きかけられる存在はいない」と思うことが重要だ。(この時点で異物の影響は大幅に減る)

その上で、11巻のリセットで無意識の海に沈むときに異物を体から出して解きほぐしたり、ドリフトで異物の効果が無い世界や異物が消失した世界へ移動するのもいいし、リライトで自分の強い意思(例えば「異聞は出て行け!」や「私はこの異物を観測したのでそれを制御することが出来る。観測したからには消去する事も薄めることも簡単だ」など)で上書きしてしまうのも良い手だな。


これは何も難しく考える必要は無いぞ。
要は他者の思惑で紛れ込まされた異物を排除するだけだからな。
これは自然な行為で世界の法則にも適合しているため、仮に相手が遥かに格上存在からの干渉だとしても、法則の力も借りれるので行いやすい。

 

2015/5/18

Q:魔眼の技法について、いくつか難しいと感じた点のアドバイスを頂きたくメールさせていただきました。

<クイックに関する質問>

周囲の会話や環境にも気を使う必要のある場面、例えば人との会話中や授業中、仕事中で魔眼を使う場合に

1. 転写したいイメージをインナースペース内でしっかり作るのが難しい

2. 「呼吸に乗せて吸収と放出」に比べ、「インナースペース内で転写」が難しい

3. ゆっくり呼吸するのに比べ、普段の呼吸だと吸収と放出も弱いように思う

と感じています。


1については、例えば「会話中の相手と信頼関係が築けている様子」などを転写したいとしても、それをしっかりイメージするとなると、相手の会話への集中が途切れるように思います。

強固なイメージを構築できなくても、簡単にでもイメージできていれば良いのでしょうか。

あるいは「インナースペース内で私は相手と親しくしている」のように心の中で言葉として唱える、などでも良いのでしょうか。


2についても、1に近いようなところがあります。

取り込んだ風景に転写する、というのを一瞬の瞬きで行うのが難しいと感じています。


3については、訓練時はゆっくりした呼吸で風景を取り込んでいるため、「大きく吸う息に合わせ風景を吸い込む」イメージをしています(初日の「空を吸い込む様に〜」という感じ)。

逆にこれが普段の呼吸になると、息を吸う量が減るのと共に風景の吸収が訓練時に比べ弱く感じます。


A:まず1に関してだが、これは貴様の考えている通りのやり方で大丈夫だ。

2と3に関しては確かにせわしない日常時のリズムで深い転写をするのは難しいと感じるだろう。

そこで役立つのが瞬きによる連写だな。

これは一発の強力なライフル弾が撃ち込めないようなら、ピストル弾でもマシンガンのように連写して撃ち込めば効果が累積して似たような結果になるような感じだな。

具体的にはパチパチと瞬きをする度にクイック転写をすればいい。

少しくらい瞬きの回数が増えても、それを怪しむ者などいないからな、せいぜいドライアイだと勘違いされるくらいだ。


ということで、クイックの集中部分で手間取る場合には瞬きの回数を増やすことで、ある程度をカバーできるので、まずはそちらを行うのがおすすめだな。

それに、このやり方に慣れてくればいつの間にかクイックの質自体も上がってきて、今までよりも自然に集中もインナースペースの構築もレベルが上がっていくからな。

・まずは日常リズムでクイックを使い慣れる。

・質が高くなくてもいいからまずは回数を行う。

この2つをしている内に、貴様が悩んでいる部分や、動きがぎこちなくなる部分もかなり解消されてゆくはずだ。



Q:<魔眼モードについての質問>

魔眼モード発動時についても、「インナースペースの光を維持し続ける」のが難しいと感じています。

魔王様の質問箱 2015/11/1 の回答で「瞳の色はトリガー時には強く意識した方が良いが、その後はあまり意識しなくても大丈夫」としていますが、インナースペースもやはりそうでしょうか。


これは上記の「トリガー時の意識が重要」ということから思いついたのですが、「 魔眼モード=精神的な能力が大きく向上した状態、対象を魔眼で見るだけで自然に(自動的に)事象の書き換えを行ってる状態」

と強く思えば、クイックに関する質問の1~3も一気に解決するかなと勝手に考えています。


A:これも鋭い着眼点だな。

貴様が話した「 魔眼モード=精神的な能力が大きく向上した状態、対象を魔眼で見るだけで自然に(自動的に)事象の書き換えを行ってる状態」は本当に良く理解している部分なので、その解釈で大丈夫だ。

少し加えるなら、そうした魔眼の状態やインナースペースの再意識をするために、瞳の色をたまに意識するのはなかなか有効なテクニックになるぞ。

つまり「瞳の色が変化している=魔眼モード」なので、逆に言えば「瞳の色」を意識すること自体が魔眼モードの再確認であり強化に繋がる。

この意識の紐付けをうまく利用すれば瞳の色を思い出す行為だけで魔眼機能全体の再意識化や集中が出来るからな。

これは面倒がないし、シンプルかつ効果的だ。



2015/4/13

Q:一昨日金縛り(要は身体は寝て脳は起きてる状態ですが)になったのですが、魔法使い入門7巻(ドリームマスター)の練習不足からか全く動けず苦し紛れに部屋に魔眼を使ってしまいましたが文字通り兎に角焦ってインナースペースも展開せずに魔眼を使っただけなので部屋の吸い込んだ範囲が少し白くボヤけてしまいました。これは僕の頭のノイズが情報空間である金縛り時の世界に反映されてしまったせいでしょうか?また金縛りで動けなかったのはやはり7巻の練習不足によるものでしょうか。


A:金縛りは魂においては影響が少ないので、貴様が精神体を動かすのに長けていたらもう動けた可能性はあるかもしれないな。


今回のケースでは、それよりも重要と感じたのは支配領域と視点の関係だな。

金縛りや悪夢など種別に関わらず、エリア自体があまり支配しきれていなかった場合や相手のテリトリーで動く場合などには、動きにくくなり行動がしにくくなるケースが多い。

こうした場合には少し観点を変えて、今見ている視点やエリアを、ひと回り大きく「観察」することで一気に解消される場合が多いぞ。

つまり今見ている景色と空間を自分視点ではなく、その空間全体を外側から俯瞰するイメージだ。

夢を地球に例えれば、地球上で活動するのではなく、地球を月側の視点から俯瞰して観察する感じだな。

これを行うとほとんどの夢は一気に瓦解したり動きが楽になる場合が多い。


これは相手のテリトリーに罠として誘い込まれた場合にも効果覿面なので、おそらく今回のような金縛りのケースにも役立つはずだ。

参考にして、今度同じケースに出会ったら試してみることをおすすめするぞ。


2015/4/10 リライトの関しての質問

Q:リライトについてですがウォーミングアップの自分の意思を持ち続け確認する習慣を行った所、意思を反復して確認することで充実感を感じるようになりました。これは「私は」と考えの始めにつける事で「自己確認」が行われている。つまり自分を意識できているからでしょうか。

またリライトを行う事で、これまで無意識に自分へ掛けていた/掛けられていた「自分は〜でなくてはならない」というような制限も心臓や思考の違和感を感じてだいぶ破りやすくなってます。

一応11巻は寝る前にいつも聞いていますがこれは無意識の問題ではなくどちらかと言えば顕在意識よりの問題なのでリライトが効果があったんでしょうか。それとも二種類のアプローチを行うことが重要だったのでしょうか。


A:これはとても良い報告で私としても嬉しい内容だな。

まず前者の質問の「私は」に関しては、魔導書コーナーの「意思を強化する方法」の魔導書に答えを書いておいたので、後で目を通しておいてほしい。


次に後者の質問だが、これは貴様が推測するとおりだな。

言葉を少し付け加えるとするなら。

「魔法使い入門の11巻でリセットを行ったが、これは体に例えればマッサージに行ってリフレッシュしたが、顕在意識で動くクセが日常生活での中で出てきて、また肩が凝ってしまった」という事象に近いな。

だから、今回貴様がリライトによって顕在意識モードからも良い状態にもっていけるようになったので、ダブルパンチ的に効果が乗ったという感じだ。

これは先程の話で例えると「マッサージ(11巻)でリフレッシュしたし、日常生活でも(リライトで)姿勢やコリに気をつけているので、とても体の状態が把握しやすくなり調子が良くなった」といった感じだな。


今回の質問は、リライトの持つメリットを理想的な形で活用しているという意味でも、私としても嬉しいぞ。


2015/4/7 リライトの関しての質問

Q:リライトの技法で一つ質問があるのですが。

自分の動作のリズムを、自分の固有の心音のリズムに、合わせて行動するってのも、マインドコントロールを防ぐ手段として良かったりもしますか?


A:うむ、これはとても良い方法だな。

あらゆる活動において自分のリズムを持った動きを行うのはとても有効だし、ましてやそれが自分の本来の心音リズムに合っているのなら尚のことよしだ。


自分のリズムに慣れてくると、その肉体活動自体が自然に「自分の意志の発信」となる。

ダンサーは自らの踊りで周囲に自分の存在を伝播するが、今話した事柄をマスターすれば、貴様は踊らずとも日常の行動自体が意思として周囲に発信される。

これはとても強く輝かしい能動的行為だな。


また、自分の発信が芳しくない時でも、日常の動作リズムが自分のリズムであれば、その肉体活動から自分を取り戻すこともできるし。

自分のリズムを持つということは、もちろん他者のリズムを違和感として感じやすくなる。すなわち他者の思惑に気付きやすく、操られにくくなれるわけだな。

だから、他者からのマインドコントロールを防ぐために、是非行うことをおすすめするぞ。



Q:リライトに関してですが、発信時に補助として手をアンテナのように上げるような、身体を発信補助装置として扱う事は有効なのでしょうか?

それと、複数人が同時に異なる発信を行った際にはどのような結果になるのでしょうか?例えば強い発信力を持つ一方だけが打ち勝つのか、それとも相殺されて影響が減るのか、中和されて中間の影響を与えるのかといった点が良くわかりません。


A:これも良い方法だな。

手をずっと上げるわけではないが、こうした体の補助技法を上手く扱っていたのが第二次世界大戦時に猛威を振るった第三帝国のあの男だな。

あの男の演説を見ていると、手の動かし方が実にうまい。

あれは演説と共に手の動きや意思を放ち、その他各種機械装置を使って自分の意志をより強く放出しているから、多くの聴衆を熱狂させたわけだな。

だから、手をアンテナのように上げるというよりは、講演者が聴衆に対して身振り手振りをするような感じで、その動きに意思を乗せると相手をコントロールしやすいぞ。


わかり易い例では「そのチャンスをこの手に!」とただ口にするだけのパターンと、開いた手をその台詞に合わせて手をぐっと握りしめたパターンとでは、後者のほうがぐっと説得力が増すだろう?

つまりはそういうことだ。

(このあたりは魔法使いの印の扱い方の内容も含むがな)


後者の質問に関しては、湖に石を投げ込む状況をイメージすればいい。

静かな湖畔に石を1つ投げ込めば水面にきれいな波紋が広がる。

これが同じサイズの石が5つ投げ込まれたら、波紋のパターンは混ざり合って複雑になるだろう。

だが、そんな中にもしも特大の石が投げ込まれたら、全ての波紋はその大きな石の放つ波紋1つに打ち消されるだろう。

これを人に例えたらすぐに理解できるはずだ。



2015/3/2

Q:他人を観察していて思ったのですが、人を顎で使おうとしたり、人を見下して馬鹿にしたような態度をとる人間は、ほぼ例外なく人格的に尊敬できなかったりしますが、これも法則のようなものがあるのでしょうか?


A:うむ、そうだな。

これも面白い質問なので、魔眼の行使力の見地から話してみるとしようか。

貴様の言うとおり、確かにそうした言動をする人間たちは、ほぼ例外なく人格的に尊敬できず褒める部分が少ない場合が多い。


これはなぜかというと、その人間が相手をそう見ているからだ。

相手を見下せば、相手はそれを感知して無意識に反応する。

反応すれば、見下した意識を放った本人はその意識をより強めて、その事象を強化する。

つまり自分が放った意識を自分と相手間で循環させて強化してしまうわけだな。

だから、相手からしたらその人間は嫌な感情や意識を常に強化しているわけだから好かれるわけがないといった寸法だ。


もう1つの大きな理由は、そうした意識を外に放つということは、自分自身もその影響を受けてしまうということにある。

例えば放射性物質があるとしよう。

もしも相手を放射能まみれにしたい場合には、その物質を持って相手に近づけばいいわけだが。

だがしかし、それで一番ダメージをうけるのは手に持っている本人自身だ。

つまり他人を見下す意識を放つ度に、その意識の悪影響を最も受けてしまっているのは他ならぬ本人自身。

言わば奴らは、自分で自分を貶める行為を能動的にしているわけだな。


だから他人を見下せば見下すほどに逆に「自分自身」が相手から見下される存在へと変化するし、他人を役立たず扱いすれば、自分自身が一番の役立たずに変化してしまうわけだ。


自分の放つ力が自分自身をも変化させていくという事実を、この機会に覚えておくといいぞ。


2015/3/1
Q:例えば私は、人に依存するというわけでは無いのですが、人の放つ言葉で勝手に感動したり尊敬したり、逆にその言葉で(自分や他人に)失望したりすることがたまにあります。
そこから推測するに、人は相手を応援してるようでも、その実、相手の負担になってしまうというケースなども存在すると思いましたがどうでしょうか?

A:それは、この星に生きていると事の大小はあれ、誰でも起こしてしまう問題なので良い質問と言えるな。

今の質問は、動画投稿者が最初はフレッシュで視聴者のリクエストにすべて応えていくが、やがては燃え尽きて投稿をやめてしまう、もしくは割とドライになって視聴者からの受け答えに対し、ある程度距離感をおいてしまうという事象にも繋がる内容だ。

これらはよくある事柄だが、物事の流れの極意を含む内容でもある。
…というか、これは私ではなく、本来であれば「審判者」である、あの娘のカテゴリに近い内容なのだがな…。
まぁ考えてみれば今の時間軸では、あの娘は貴様と出会っていないから仕方がないか…。
では、この質問をきっかけとして、より奥まった知識を教えていくとしよう。

人の世界において家族愛や友情、信頼や尊敬、結びつきはどれもかけがえも無く素晴らしいものではあるが、同時にそれらは、ともすれば執着を引き起こしバランスを崩す因子にもなりかねない。

人は、自分と相手の自由意思と自立を尊重しないといけないからな。

人に対して尊敬したり失望したりするのは、自分も相手も何らかのイメージをお互いにもっているからだ。
それ自体は構わない行為だが、そのバランスを間違えると、時に相手への失望になったり、執着になったり、怒りに転じたり、勝手に自己嫌悪に陥ったりすることになる。

本来であれば相手は相手であり、自分は自分だ。
だから貴様がもしも相手の挙動で何かを感じたり心動いたりする場合には、自分が相手のイメージを勝手に決めつけていなかったかをチェックする必要がある。
もちろんこれは深いレベルでの話だ。
こうした迷いは人類のほとんどが気付いていない事柄だからな。

これは表面上の薄いレベルでの世界で訳せば、お互いに干渉しない世界や孤立した世界、自己責任という冷たい世界観に聞こえるかもしれないが、もちろんそうではない。

実際には…
「自分は自分。相手は相手。
けれど自分の意思もある。けれど相手も相手の世界で生きている。
相手を自分の主観で見る事は構わないが、自分の妄想や執着から相手を決めつけた場合には、実際との違いに打ちのめされることがある」というわけだ。

例えば、親が子供に将来を期待して勝手に盛り上がって、勝手に失望するなどの事例だな。
これは妄想で他人を見てしまって打ちのめされる事の典型だ。
それは一見すると「愛」にも見えるが、実際には本当の相手を見ずに自分勝手に決めつけてしまっている失礼な行為だ。
愛も度が過ぎれば執着や固執になり形をゆがめてしまう。
それはポジティブな敬意や尊敬の気持ちですら同様だ。

そうした力の使い方は、魔眼での力の行使という高度なものではなく単に「自分の中に思考の罠を作り、それを自分で踏み抜いて自爆している行為」に近い。
過ぎた想いはバランスを崩すし、夢を見るのは良いことだが、それが思い込みでの自爆という悪夢なら話は別だ。
だからこそ、静かに自分を尊重して立ち、静かに相手を尊重して見つめる事は大事なのだ。

これを認めるのは、より大きな世界を理解する事にも繋がるし、お互いの自由意思をさらに尊重した素晴らしい関係への窓口にもなるからな。
物理制限の多いこの星ではなかなか実行することが難しい内容ではあるが、とりあえずの知識として覚えておくと良いぞ。

2015/2/20

Q:初めて魔眼の初日訓練をした後に、視界に捉えたものが全てなだれ込んでくるような感覚があり魔眼での吸収、放出の感覚がずっと続いています。

一応インナースペースは消して訓練自体はちゃんと終了させたと思うのですが違和感を感じるのですが、これはどう対処すれば良いでしょうか?


A:初日ということで、基本的にはスポーツと同じで、全く鍛えていない部位を鍛えたら筋肉痛が起こるという現象に近い内容だな。

特に貴様は大魔法使いの2015/2/18の質問コーナーにもあったように、普通の人間よりも無自覚に焦点を合わせすぎるクセがある。

しかも強力な集中力を持ってだ。

だがしかし、それに耐えうるだけの肉体はまだ構築されていなかったのがまずい。


これは例えるなら、その種目を行ったことがない人間が、いきなりプロレベルのトレーニングをこなすようなものだ。

普通ならこうしたものには適度に自分でリミッターをかけるのだが、貴様の場合は普通よりも集中しすぎてリミッターを無自覚に外しやすそうなタイプだからな。

それでは翌日にとんでもない筋肉痛になるのは目に見えている。

だから今回は、ある意味では貴様のその優れた適性が裏目に出てしまった感じになるな。


具体的な対処法としては、頭の力を抜いて足の裏をマッサージしたり、下半身をメインに動かして、心と意識、気を下にさげるのは有効な手段だ。


それと、どうもまだ頭の中の光が消えていないイメージが見受けられるので、もっと頭の光を消すというイメージをしばらく意識しておくと良いな。

目を閉じて静かに頭の中を緩やかにして、光を確実に細かく消してゆく。僅かな光も逃さず静かに消してゆくイメージは特に有効だ。


他にも、良い香りをかいで頭と心を休めたりと…つまりは活性化しすぎてオーバークロックになっている脳と意識を緩める方法ならば何でも良いというわけだな。


それでもまだ気になる状態が続くのであれば三日目の魔眼のトリガー(魔眼の発動と消し方)の項目を先に聞いておくと良いかもしれんな。

具体的には三日目の実践パートの17:15からだ。

これは眼の色で魔眼の紐付けを行うために電源をOFFにしやすい技法だからな。


これでおおよそは落ち着けるはずだ。

落ち着いた後は、自分の形質と相談して稽古に取り組むことをおすすめする。

自分の長所と短所を理解して、自分に合った量や練度、集中力を見つけて、無理なく物事をこなしていくという意識は、魔法やあらゆる概念でも重要だ。


今回の件は、そうした自分の形質を理解して自分に合った稽古の仕方を考えるという意味では、良いアクシデントだったかもしれんな。


2015/2/7

Q:魔眼を常時発動し続けているとまずいでしょうか?


A:基本としては最初の内はあまりおすすめはできないが、慣れてきたら試してみるのもアリかもしれんな。


ここでの注意は脳のメモリ管理だ。

パソコンに例えてみると、目に入る全ての情報を常に取り込み、保存して、常時書き込みを加えている状態だからな。

それがどれだけのメモリやCPUパワーを消費するかはすぐ理解できるだろう。

慣れない内はあっという間にハングアップして頭がいっぱいいっぱいになりやすい。

だから、ハード的なアドバイスとしては魔眼慣れして脳をレベルアップ、キャパを増やしてから取り組むのが肝要だ。


そしてソフト的なアドバイスだが、これは「常に自分が世界に対して影響力を行使していると自覚すること」だな。

つまり、自分の思考の佇まいを常に正すというわけだ。

これは、この世界ではなかなか難しい行為と言える。

この世界には不実や騒乱が多いから、それを見る度にいちいちイライラしたりしていてはエネルギーを消費し続けてキリが無いし、無自覚な事故が起こる確率も格段に高くなる。


もちろん人間だから喜怒哀楽を否定しているわけではない。

ただ、表面の事象や感情に流されて自分の中心をぶらしては駄目だということだな。

既存作品のわかりやすい例えで言えば、漫画の「トリコ」21巻の食儀を身につけた時のような感じだな。

魔眼を常時展開するのであれば、怒りを感じても中心はぶらさず、集中を切らさないという精神状態が好ましい。


このような心理状態を持つと魔眼での事故は起こらなくなり、常時発動していても消費エネルギーは少なくなるし、心の内圧が高まり集中も研ぎ澄まされるから、いざという時の眼力も強くなるし魔法力も高くなる。

なによりも、中心をぶらさず平静の目を持つことで、観察の力が強くなることが一番大きなメリットだな。

慣れるまでは大変だが、慣れてしまえば良いことずくめというわけだ。


だから、まずは今話した事柄を頭に入れておき、少しずつ魔眼を開いている時間を増やしていくというやり方も良いかもしれないな。


2015/2/1

Q:利き腕、利き足とありますが、最近、利き目が右眼のせいか魔眼使用中の脳の使い方も偏った感覚があります。

出来れば左右の眼で役割分担したくないので、左眼、左脳を意識して活性化することで矯正しようと思っています。

矯正するのにいい訓練方法はありますか?


A:これはやはり初日の空を見つめる稽古が安定だな。

あれはバランスを自然に取るので、そういった矯正にも最適だ。

もう1つは、あえて片目を閉じて稽古を行うというのもアリだな。つまり、このケースだと右目を閉じて、しばらく左目だけを鍛えるという感じだ。

目も肉体だからな、だから迷った場合にはある意味、筋トレやストレッチのような感覚で捉えてアプローチするのも良い方法であると言える。



Q:魔眼の対象を一秒後に遅らせて発動させたり、魔法使い入門第九巻の未来視を使って過去からエンチャントするみたいな、時間軸を越えて魔眼を使用した場合の注意点はありますか?(例:水を三十分前から温めたりして、現実でお湯に変える)

一応、失敗した時に対象のコピーを作って現実に反映しなおすのではなく、魔眼使用前の元に戻す方法でやっていくつもりです。


A:これは時間感覚をうまく捉えているかが重要だ。

時間意識が弱いと当然、焦点も甘くなるからな。

その時間にフォーカスして、今現在へと続く道筋を作り上げる。

このあたりは魔法使い入門第10巻「思考の具現化」のやり方も参考にできるな。

それとギフトの技法を利用して結び付きを強めると更に精度が増しやすいぞ。


あと付け加えるなら、その行為が「必要な事柄」であるとなお良いな。

この世界の人間は、時間を物理的かつ一方向に流れる存在だと捉えているので、時間という事象に逆らう概念や、やり方を無意識に避ける傾向がある。

つまり「その行為に必要性や必然性があるか?」という要素も集中のクオリティを変えてしまうわけだ。

これがあれば術の精度は増すし、無ければイマイチ集中が甘くなるかもしれない。


蛇足としての話になるが、これらをうまく把握できるようになると、未来からのメッセージや過去からの助けのような感覚を味わうこともできるぞ。


物理的な例で言えば…「あるサイトに登録するときにクレジットカードの登録を求められたが、未来から嫌な感じが流れてきたのでやめたら、一ヶ月後にそのサイトがハックされた」や、「お金がなくて困っていた時にある場所を見たら、自分が昔なぜか隠したへそくりが見つかって、まるで今このピンチを救うために過去の自分が用意してくれたかのように感じた」などだな。

これらは世間一般的には「偶然」の一言で片付けられるが、実はそうではない。

本質的には今貴様が行おうとしている実験と変わりのない内容だ。


これら「時間感覚の把握」については文字では伝えにくいので、何らかの機会に稽古ができると良いな…うむ。

 

2015/1/31

Q:行使力について教えてください。


A:物理的な世界に生きていると物事を変化させるには力学的な圧力や化学反応のようなものがないと変化が起こらないと思いがちになるが、それは正確には正しくない思い込みだ。

「事象」というのは実際は観測するだけでも変化が起こるし、期待をしても変化が起こる。

それどころか意識したり認知するだけでも、実際のところは変化が生まれはじめている。

行使力とはこのあたりを表現している言葉だな。


もちろん、これを正確に測定する機器が無い今の世では、なかなかそれを数字として認知するのは難しいだろうがな。


逆説的な証明や例えとしてわかりやすい言い方があるとするなら…もしもこの世界の全ての事象が力学と化学反応だけの世界ならば、人間社会はきっと「儀式」も「縁起」の「概念」もジンクスやおまじないや暦などの、ありとあらゆる精神的なものが一切存在しない世界になっていただろうな。

なにせやるだけ無意味なのだからな、そんな無駄で曖昧なものにエネルギーを割くほど人類は余裕も暇も無い。

つまりそうした事柄が生まれている時点で何らかの意味があるわけだな。

これも一見すると当たり前に聞こえるが、解凍すれば大きな情報や意味を引き出すことができる内容だな。


2015/1/29

Q:質問に対して、とても細かく奥義まで教えていただけるケースと、サラッと教えてもらえるケースがありますが、そのあたりはやはり意図があるのでしょうか。


A:うむ、あるぞ。

これは簡単に言えば物事の段階と種類だな。


重要な根本的知識の中には、物によってはあっさり教えた場合には「あ、そう」となり体に入らないケースがある。

これはなぜかというと、世間一般的には当たり前すぎる知識であると思われているからだ。

だが、その当たり前は一枚岩ではない。

「それ」を分解すれば当然ながらステージもレベルも情報量も大きな格差がある。


例えば私はこの質問の場で何度も「観測」や「観察」という言葉を使っているだろう?

それに対してゾクッと出来ない時点で、貴様はまだ見るという事の要訣を理解していないし、その器がまだ熟していない事が証明されているわけだ。


こうした部分からわかることは、どんなに大切な情報でも、器や前提がクリアされていない段階で開示すれば、表面上の浅い解釈で終わり、それ以上の成長が望めなくなる可能性も場合によってはあるということだ。


これは剣術で言うと「未熟者が極意書を見ると目がつぶれる」という逸話と同じ理屈だな。


逆に貴様が稽古を重ね、物事の理解や器が満ちて、体の奥から浮かんだ閃きが出た時に質問をすれば、当たり前の答えの中からも恐ろしいまでの叡智を受け取ることが出来る。


そういった意図もあり、質問に対してある程度の回答レベルのコントロールをしているというのは事実だな。

まぁ、こうした部分に気付いている時点で貴様の鋭さは常人離れしているのだがな…。

しかし同時に、その優れた感性を持ってしても魔眼はなかなか捉えきれないほどに奥が深いと言うことでもあるわけだ。


2015/1/28

Q:魔法と魔眼のそれぞれの特徴を教えて下さい。


A:あの娘の教える「魔法」は順序立って教えているため、身につきやすく、段階を踏んで成長できる所がポイントだな。

人によってはもどかしいかもしれぬが、その分だけ地力もつきやすいし、能力が喪失しにくい。


対して私の魔眼のメリットはその応用性の高さと万能性だ。

その反面、いきなり全てが出来るため、人によってはその自由度に翻弄され方向性を見失いがちになるのは注意だな。


ゲームに例えれば、順序立って成長していき道筋もある程度定まっているJRPGのようなものが魔法。

いきなり自由度全開の箱庭に放り込まれ、目的ややることを自分で見つけ出すスカイリムやオブリビオン、フォールアウトのようなオープンワールドゲームが魔眼と解釈すればわかりやすいかもしれんな。


基本的にどちらも本質的には同じものだが、そこに至る道筋の違いみたいなものだな。

これも個人の相性や気質があるから、貴様は自分のスタイルに合わせて良い所どりをしていけば良いわけだ。


2015/1/27 

Q:生放送で西野流の話があった時に「そういえばあれの要訣は体を(緩める)ことと(捻る)ことだったな」と思いそこから「(曖昧と集中)は(脱力と集中)と置き換えることもできるな」と考え、「魔眼で世界を呼吸するのに力みがあるのは世界を受け入れないのと同じだな」と行き着き、最近脱力に付いて考えています。

オススメの脱力方法などはありますでしょうか?

またどんなイメージ方法や意識状態で脱力が良いでしょうか?


A:脱力は奥が深い技法だが、具体的には体の力を抜いて、重力感を感じるようなやり方などもいいな。

重力感と体の重みを認識することで、力の不自然な部分や硬い部分を認識しやすくなるから、そこを揺らして緩めていく感じだな。


世間にあるメソッドで言えば、武道ならばシステマが脱力のきっかけを得るには適しているし、ヨガは心身の両面から緩めるという意味でもやはり安定だな。

ヨガは姿勢に負担がかかるハードなヨガよりも、ソフトな誰にでもできるヨガのほうが最適だ(苦行をすることや開脚の角度を広げるのが目的ではないからな)

あとは、某氏のゆる体操に代表されるような、骨と筋肉、臓器をそれぞれ認識して、そこを個別に揺らしていくやり方も有効だ。これは重力感を感じて脱力すれば自然にわかるし、負担がかからないので興味があったらググるといいぞ。 


呼吸に関しては、常に止めないという事を心がけるといいな。

人間はよくよく観察してみると、しゃがんだり、立ったり、水を飲んだりと、ちょっとした動作の時にいつも呼吸を止めている。

これは実に良くない。

そうした一瞬にでも呼吸を止めず、常に流動する水のように呼吸を続けるのは重要だ。

呼吸のストップはすぐさま心身の居つきにつながるからな。

これを意識することで、心身ともに硬さから開放されやすくなる。


意識的な脱力では、やはり心法的なものよりも、まずは物理的な環境を揃えることが大切だな。

例えばどんなに集中力がある者でも、騒音だらけの場所ではあまり集中はできないはずだ。

だからまずは静かで空気のよどんでいない綺麗な場所や落ち着ける場所、人のこない場所などを意図的に作り出したり、そこに行ったりして深いリラックスを体感して身につけてから、それを再現するほうが安定感があるな。

つまり、見たこともない景色を思い描くよりは、まずは美しい景色を実際に見て、それを参考に思い描いたほうが捗るのと同じだ。


まぁこのあたりの部分は、暖かい青空の日に芝生の上にシートを敷いて初日稽古を行うことで全てまかなえるがな。


全体的に言うなら「今現在できる範囲で気持よく、心地よくなることをできるだけ心がける」を意識しておけば良い感じだ。

恐怖や不安は緊張を生み出すし、その逆に心地よさや快感は緩みや開放をもたらすという事を覚えておくといい。


 

2015/1/23

Q:先日の「意」の質問で思ったのですが、魔眼を極めるには「意」の体感と習得は必須なのでしょうか?


必須ではないから安心するがいい…というか、そもそも基礎鍛錬の中に既に組み込まれているから、貴様がそれを自覚しなくとも自然に鍛えられている。


先日は「気」と「意」の違いを教えたわけだが、これは貴様に関しては柔軟に呑み込めるだろうから安心しているが、人によっては逆にその知識に翻弄されるかもしれないからな、そのあたりの考え方のコツも少し教えておこう。


基本として。

多くの人間は、物事の条件を曖昧にすれば、漠然としてしまい途方に暮れて稽古が進みにくくなるし、だからといって細かく伝えすぎれば、それに囚われて流れや勢いを失う。

そして、定義を教えればそこばかりに執着し、すぐに他の基本法則を忘れて全体像を把握できなくなる。

本質の世界では「1と全」の視点と思考を同時に思考して進めていくというやり方は必須で、片方だけで進めていっても大抵は壁にぶち当たる。


これは私も、本質知識を人間に伝えるのに際して少し難儀する部分だ。

なにしろ新しい知識を教えた時に、そこから変な方向に推察を進める者が出るかもしれないからな、そういった可能性も加味した上で情報を与えることに気を使っているわけだ。


今話した叡智を元に、わかりやすく学びのコツを示すならば、

 

「下手なことを考えて学びの勢いが止まるくらいなら、考えるな(私の初日の注意点1つ目で何を話したかを思いだせ)」

 

「自分がしっくりと体感で感じたものがあったならそれを信じて、他人の知識によりそれを疑ったり否定したり、道を変えたりするな(魔法や魔眼は主観が重要だ)」

 

「思考が袋小路に辿り着いたなら、それは間違いか、もしくは今の時点で考える必要のないことだ」


だから、基本的には貴様の感じたままで大丈夫だし、「気」と「意」の違いに細かくこだわる必要性は全くない。

もちろん、遊びや楽しみとして学び突き詰めてゆくスタイルならば大いに歓迎だがな。


これは「意」だけに限らず、全ての学びに言える話だ。

不安になる必要は無いし、今の時点でわからないことを無理に推測・判断する必要も無い。

迷ったら、私が初日で教えた注意点やまとめの知識を思いだせばいい。(あれには今後の学びのほぼすべてが書かれているからな)

それでもわからない部分や難しいと感じた部分などは、話半分に聞くだけでいい。

閃きが体から自然に浮かんでくる場合なら話は別だが、体感と思考の理解がピンときていない状態で無理に考えても、たいていは行き着く先はドツボだ。


だから「今はわからないけど、そういうものらしい。そのうちピンとくる時がやってくるだろう」くらいのスタンスでちょうどいいわけだ。


あと、今の話を聞いて「1と全」の考えや見方がより重要だということを理解できただろうから、迷ったら「曖昧に見る」「一点を見る」の基礎稽古に戻るといい。


「デビルアイマスター」には全てが内包されているし、貴様が自覚していなくとも必要な能力や要素は稽古を通して自然と身についているからな。

だから安心して稽古を進めるといいぞ。



Q:意線の話で気付いたのですが。

人間、ただ存在して何も考えてなくても存在してるだけでもどうも電波を飛ばしてるっぽく感じたのですがいかがでしょうか?


A:うむ、あらゆる物を発しているな。

これは気だけでなく、もちろん意も放っているし、電波のようなものも出ているし、思念というのも見る者が見れば感知できるからな。

人は何もしなくても、その存在自体がまさに情報発信体ということだな。

ごくまれにいる「人の気配を感じ取りやすい人間」というのは、こうした発信されている要素のどれかを感知するセンサーが発達しているわけだ。


2015/1/22 

Q:リュエルさんに質問があります。

エナジーブレードやバリヤー、スピリチュアルファクターの気、魔眼で使われているエネルギーは同じものですか? 同じものという前提で実験をしていますが、上手くいっておらず質問させていただきました。

その前に実験自体がそもそも間違っている可能性があるので、まずは行った内容を記入させていただきます。

実験内容は「魔眼でエンチャントしたカードを他のカードと混ぜたあと、気を出した手をセンサーの代わりにして、エンチャントしたものを選び出す」というものです。

気は他の気を感知できるので、もし魔眼でエンチャントしたものから気を感じられたら、魔眼と気は同じ、もしくは似た性質のエネルギーを使っていることになるはずです。

しかし、魔眼でのエンチャントでは気がでないのか、それともエンチャントが上手くいっていないのか、目当てのカードを抜き出すことはできませんでした。

魔眼2日目のレッスンで作ったアイテムが微妙に違う気を出していたので、この方法で付与の実験とその確認ができると思いましたが、上手くいかず残念です。

また、エナジーブレードとバリヤーに関してですが、エナジーブレードは、目の前に出ろと念じると、棒状の気の塊が出ます。剣があるとイメージしている空間だけ気が濃いです。エナジーブレードの形を変化させると、それに伴って気の塊も形を変えます(変化といっても円柱から三角錐に変えたり、腕に巻き付けてみたりしただけです。操作は難しいです。)

これらに関しては気と同じエネルギーを使っているかもと思いつつ、仮説に合う結果を自分で作ってしまったのではないかと疑っています。

エナジーブレードとバリヤー、スピリチュアルファクターの気、魔眼は同じエネルギーを使っているという仮説のもと上記の実験を行いました。その結果、同じなのかどうか、よくわからなくなりました。最近の質問コーナーの解答を読むと、同じものと考えたほうがいいと思うものの、実験とは違うな、という感想を持ちます。もちろん実験の準備が失敗しているから、そういう結果なのだとも考えられます。実際のところ、どうなのでしょうか、お教え下さい。


A:うむ、良い質問だ。

これに関しては確かに明記した方がいい内容だな。


さて…私やあの娘は確かに同じ山を登るとは言ったが、同時に「昇るルート」と話していたのは覚えているな?

結論から言えば、この3つの技法は似ている部分もあるし、最終的な登頂部は同じではあるが、その過程での感じ方や使うモノは少し違う。

これは夢乃屋の思念のタクト製作でも何人か気付いた者がいたようだからな。

その意味でも話しておくのはタイムリーかもしれんな。


まず貴様についてだが。

おそらく貴様は、気を感知する「気感」の能力に優れたタイプと判断できる。だから、スピリチュアルファクターや魔法とはとても相性が良いはずだ。


スピリチュアルファクターや、魔法は思念や意識などに加え「気」などのオーラを扱っている部分も大きいから、その意味で気の感覚が鋭い貴様なら感知しやすい。しかし魔眼の場合は意思や思念に加え、「気」よりももっと細かく速い「意」を扱う部分が大きい。

こうしたものは割と漠然と物事を捉えた方がうまくいく場合も多いのだが、貴様のようになまじ気感が鋭いと、逆にそれが邪魔をして魔眼の感覚を感じ取れないケースがあるわけだ。


ふむ、そうだな…。

貴様にわかりやすい表現で言えば、気はふわっとしてほわっとして熱感や感触としてぬるりずるりと動くだろう?

だが、魔眼の構成元素の「意」はその単位では動かないのだ。

「意」はもっと細かく放出される質量と色のないパルスのようなものだ。最高にきめ細かい穴をもつジョーロから注がれる、意識の光のシャワーと考えてもいい。


わかり易い物は花だな。

晴れた気持ちの良い日に花を非言語で細かく観察すると、花の部分から明るく細かく透明な光のパルスが小刻みな放射線状に出ているのが観察できるはずだ。

パルスの単位はイメージ的には原子なみに細かい感じだな。

それが「意」のわかり易い表現だ。

もしくは別の大雑把な言い方なら…気は生体波動、意は意識粒子といった感じだな。


動物が出している気に比べて、意は細かいし感知するのが難しい。

だから逆に細かく見ようとするとわからなくなるし、意感が無いとまるで何も無いように感じてしまうこともある。

貴様の場合は気感センサーが強すぎて、それが邪魔している感じだな。


だからもしも貴様が先ほどの実験で魔眼をかけたカードを感じたいのならば「意」を感じる稽古を非言語で鍛えるか、もしくは漠然とした魔眼の物の見方を利用して曖昧な感覚で物を見て実験をしてみるのをオススメするぞ。(ここでも「一点を見る」と、「漠然と見る」の稽古の意味が出てくるわけだな)

この場合の具体的な見方は、オーラではなく、細かく質量のない光のパルス、粒子のようなものを感知する感じで行うと感知精度が増すはずだ。

頑張ってみるといい。


あと、貴様は気感がありすぎる故に、無自覚に「気」にチャンネルを合わせようとするクセがあるからな。

まずは「そのチャンネルでは捉えられない」と認識してから、色々とセンサーチャンネルを回してみて、テレビの局番を見つけるように試行錯誤をするのも良い感じだ。

幸いにして人間の脳みそは無限の拡張性があるからな。

こうした遊びを行うことで、ひょっとしたら貴様自身が今まで気付かなかった新しい感知チャンネルを開発することができるかもだぞ?


意というものは本当に奥が深く、物理体の人間がたどり着ける境地の中でも、かなり上の部類の内容ではあるが、貴様はかなりの才覚の持ち主だからな。

うまくチャンネルを合わせることができたら、きっとあっという間に習得してしまうだろうな…フフフ。




2015/1/21 7つの質問を掲載

Q:1月13日の回答の「つまり「世界」を自分の外側…「外界」と認識して「自分と自分以外」を作りだし、なおかつ外界の方が強いと感じている時点で本質的には良くない方向へ自分の力を向かわせているわけだ(中略)その認識している世界を超えた力は発揮することが出来ない。」

と有りましたがこれは自分で自分より強力な存在を作っているということでしょうか?なら自分が世界と対等であると認識するのに何か有効な方法はありますか?


A:うむ…「自分で自分より強力な存在を作っている」の認識でOKだ。

対処法としては、やはり世界の構造体を体感と知識として理解する事だな。

「自分よりも世界が強い」という考え方は、後天的に刷り込まれた知識や経験による部分が大きい。これは昔でいうところの「地球は丸い?馬鹿な!?」という感覚に近いかもしれないな。間違った知識でも周囲がそう思い込んでいたら自分もそう思い込んでしまう場合が多い。

だから知識を塗り替えてしまえば、そういった認識も変化するというわけだ。



Q:もう一つ思いついたことですが、もしかして宗教は人が世界と対等にならないための詐術なのでしょうか?


A:そういった物が非常に多いというのは事実だな。

これは創始者の意志や意図を継承者が汲み取れずに勘違いされて起こることもあれば、最初から搾取や詐術を行うためだけに組み上げられた意図的な場合もある。


このケースで言えば、駄目な宗教とは以下の3タイプに分けられる。

1:人間が作り上げた権威であり、搾取と支配のためのシステム。

2:非力な霊的存在が人間から力を奪うために作り出した詐欺のエネルギー強奪システム。

3:能力はそれなりにはあるが性根が腐った矮小な高次存在が、人類の進化に追い越されたくないがために作り出した迷路や誤誘導のための装置。


貴様が感づいたのは3のカテゴリだな。

思い込みのカゴに入れておけば、人間はいつまでも飛び立てず、古い信念体系に囚われたまま進化できないからな。

そういった意味では、悪く使えば人を縛る檻としても宗教はとても有効な手段だ。



Q:一日目の魔眼の訓練で空を見ている時に見ている景色より奥まで感覚が入った気がしたのですが見えてる景色だけを吸収したほうがいいでしょうか? それともその奥ごと吸収する感覚で吸収をしても良いのでしょうか?


A:「奥ごと吸収するやり方」が非常に良いな。



Q:魔眼を使った有用なレトーリバル方法とか有りますか?


A:魔法使い入門6巻の方法を魔眼モードで行うのが鉄板だな。

あとは、略式で行いたいなら単に対象を目の前に呼び出して、ブレスの要領で先祖や自分を癒してやるのもなかなか良いぞ。



Q:魔眼のレッスンを聞いていて気になったのですがイメージを解放する時に、あまり目から~とか吐き出した空気にのせて~とか具体的に言わないですが、あれは出す場所ってそれこそ頭からとか手からとか、イメージしやすければどこからでも良いのでしょうか?

それと青空の気とか良いエネルギーを捉えた時に、世界に解放するのではなく自分の体や自分の内側に向けて解放するとかはやってもいいのでしょうか?

1日目をやってる時に、なんとなく空の気をただ解放するのはちょっと勿体無いと思いまして・・・


A:解放はイメージしやすければ、足や手などでも大丈夫だ。

空の良質な気を体内に向けると気功にも近くなるので、新陳代謝を高めたりエネルギーを集めたい時などに行うとより効果的といえるな。



Q:1月16日の回答の「見ることは受動ではなく能動」からの発想ですが。

魔眼による観察とは見て自分でそれを定義するもしくは想像(創造)するに近いのでしょうか?

いや、逆に認識が視覚を作り。

見たものを認識するのではなく認識したものを見ている。

思考が現実化、具現化したものが今自分の目の前にある視覚である。

みたいな感じなのでしょうか?

・・・今ふと視覚はあくまで具現化したものの再認識ってのを閃きましたがどうなんでしょう?


A:おおよそにおいて、ほぼYESだ。

これは貴様の知覚範囲の上限に触れかけているので細かく言うと逆に混乱するおそれがあるが、おおよそにおいては貴様の想像通りと考えていい。

今の貴様の気付きは世界構造の秘密とドリフトの知識に繋がっていく内容だからな。

その意味では、これはフラグを立てたと訳してもいいのかな?

フフフ…。



Q:ふと思ったのですが、自分達ってちゃんと自分と世界と境界を理解して知覚出来てるんですかね?

実は世界は自己理論、自己視点、自己イメージのみで世界も境界も無かったりするんでしょうか?


A:これも貴様が今現在知っていい上限情報に触れかけている内容なので答えを少しシンプルにするが。

「ちゃんと自分と世界と境界を理解して知覚出来てるんですか?」についての質問に関して言えば「人間は、自身と世界の境界を正しく知覚していないし、そもそも根底部分で正しく理解していない」が答えだ。


だが、これはあくまで根底部分の叡智だからな。

それを知らなかったり出来ていなければ術の意味が無いというわけはないので安心してほしい。


こういったものは理解の段階ごとに、それぞれ意味や効果があるからな。

だからまずは今の貴様の段階で分かる範囲や確信できる範囲でベストを尽くせばいいし、知覚や体感、確信レベルが上がれば更に新しい概念や法則を練り込んで、その中でベストを尽くせばいい。

幸いにして貴様の見ている方向性は間違っていないからな。

だから安心して稽古を進めてほしい。


2015/1/20

Q:魔眼に関しての質問ですが、以下の様なことは可能でしょうか?
まず魔法使い入門第二話のエナジーブレードにより食物を浄化します。
次にインナースペースに魔法使い入門第八話の良質なエネルギーをチャージします。
最後に魔眼を使って味と身体を良くするイメージで食物と良質なエネルギーを合成して食べます。
順番的に合成は、良質なエネルギーの中に食物をひたす感じです。
上記のような練習方法を試しています。
この物理的な食物に良質なエネルギーを合成して吸収する行為は、食べ物が持つ肉体(健康)強化などの効果を高くしたり(物質・イメージを物理的に作用しやすくする効果)、良質なエネルギーの保存食的な何か(ゲーム的に言い換えればMPポーション)に使えますか?(精神の消耗に対する保険の効果)
味に重点を置いて練習していますが、何かの効果を期待できるなら、今後食材選びも含めて、その効果を引き出すのに特化した練習もしたいと思ってます。

A:これも具体的に役立つ内容だな。
まず結論としては、それは可能だ。

これは貴様の世界では「愛情料理」「魔女のスパイス」などと呼ばれる現象だな。

同じ素材、同じ調理器具、同じ手順、同じような技量を持つ人間同士でも、なぜか作る人間が変われば味が変わることがある。
これは作り手の念やイメージが料理に対して練りこまれてしまうからだ。
だから愛情を持って料理を作れば実際の素材以上の味になるし、逆に悪意を持って料理を作れば不味くなるどころか、場合によってはその料理は一種の毒としても作用する。

だから貴様の言った、美味しくするイメージというのは全てにおいて有効な素晴らしい方法だ。
更に効果を増したいならば「美味しくて笑顔で元気になる料理に」「美味しく健康になれる料理を作ろう」などのように、美味しいに加えて、それを食べて元気なる姿、笑顔になる姿、健康になる姿など、目的に合わせてイメージして練り込んでいくと、より効果的だな。
また、料理専門のポジティブな効果を付与できるエナジーブレードを作っておき、実際の物理の包丁にブレードを重ねあわせて素材を切っていけば効果も更に高まるというものだ。

他にも物理的テクニックとしては、料理を盛り付ける器はプラスチック製などの人工素材よりは、木製や陶器などの方が気の乗りが良いからオススメだ。
料理道具も包丁はやはりセラミック製よりは金属製の方がいいな。
おたまなども、もちろんプラスチック製よりは金属製の方が好ましい。
コップもプラスチック製よりは、金属や陶器やガラスがいいな。飲料に関してはガラス製は特にオススメと言える。
これは手からの気が、器具を通してうまく料理に伝導しやすいようにの配慮だな。

人にビールを注いであげる動作1つでも、悪意を込めるか善意を込めるかで、味や効果に違いが出るからな。
こうした事柄に鋭くなると、人からもらう飲食物や、人に渡す飲食物に対して、かなり気付くことが多くなるから面白いぞ。


あと、これもタイムリーになるが次回の夢乃屋ネムリ第五話は、そうした料理にも使えるアイテム「力水(チカラミズ)」の製作をするらしいな。

詳しくは上にあるメニューバーの「夢乃屋ネムリシリーズ」に書いてあるので興味があったらチェックしておくといい。

2015/1/19
Q:魔眼を「自分自身」に対して使用することは可能でしょうか?
これまでにお答え頂けたいくつかの質問の内容にさいし、
1.フィールドの「知覚の範囲」による認識をもって魔眼に必要な観測とできる。
2.インナースペースは体の外部にもおける、または自身をとりこめる位、拡大できる。
3.インナースペース自身の内側に展開することで自身を改変可能な世界とする。
 等を組み合わせれば、
「フィールドによる知覚で自身を観測することにより、対象を視るという行為の代替とし 取り込み を行い、拡大したインナースペースの中に自身を置くことで 転写 を行い、再び知覚を通して 解放 する」によって自身への魔眼の行使が可能かと推測します。
または、魔法の「ドリームマスター」で行った、精神体を取り出し、「精神体からの視点で自分を視る」の部分を使えば、自身への魔眼の行使や、遠隔地にいる対象への魔眼の行使も可能ではないかと思います。
また、仮にこれらが可能であったとしても、自分自身を魔眼の対象とするや遠隔での行使時の注意点などがあれば、是非お教えください。


A:貴様を観測して感じる事は、自身の経験と取り入れた知識を混ぜあわせ、より高度な応用法や可能性をすぐさま見つけ出すという部分だな。
それは瞠目すべき能力と言える。

まず結論だが、貴様の推察通りそれらは全て可能だ。
それらは私が貴様に意図してもらいたかったポイントであるが、よく自力でそこにたどり着いたと驚きを感じる。
また、魔法やスピリチュアルファクターなど他の技術も柔軟に取り入れ応用解釈できるのは、貴様自身が「それらの技法は根本で繋がっている」という事実をよく理解しているからだ。
その意味でも嬉しく思うぞ。

さて…。
今貴様が述べた内容は魔眼の幾つかあるステップアップの方法の1つで、その認知はとても良い方向性だと言える。
使用にあたってのポイントは「自分を見る」という行為は、自分に対してより大きな影響力の行使をするために、間違っても変な観測をしないことだ。
平たく言えばネガティブに自分を観測するなということだな。

貴様が述べたやり方は「見る」という行動をより一段回引き上げた内容になるため、「見るもの」には注意しなければならないし「何を見ようとするか?」にも注意を払わなければならない。
つまり「見る行為」が「より能動的な働きかけ」だということを、前にも増して意識・自覚しないといけないというわけだな。
ここは是非気をつけて欲しいポイントだ。

蛇足だが、貴様の練りだした世界の改変の技法はアニメなどの作品で言えばハルヒの力に近いかもしれないな。
「彼女は願望を実現する能力がある」とは言うが、それは人間なら本来誰もが持ち合わせている力だ。
貴様が練りだした改変のやり方であれば、彼女のような力をより精緻にローリスクでコントロールできるだろうな。


あとは遠隔視についてだが。
ガイドの巻でも話したように、イメージ力は実際には知覚力だからな。
だから遠隔視技法の場合は直接目で見ていないために、イメージ力による知覚のウェイトが大きくなる。
この時、心に隙があったり、ちゃんと見ることを意識していないと変なものを見てしまう場合もある。
一旦見てしまったものというのは、なかなかイメージを打ち消しにくいので、変なものを見ないように、集中して物事を見るというのも重要だ。

くどいほど言うが、見ることは「能動的行為」だからな。
この言葉を解凍することができれば、圧縮ファイルのように多くの知恵や情報をそこから引き出すことができるというわけだ、フフフ…。


2015/1/17 

Q:呪いをそらす技法についてですが、術ではなく物理的な行動による回避方法などはありますでしょうか?【魔眼版】(魔法版は魔法の質問コーナーにて)


A:基本はあの娘が新・魔法の質問コーナーで話した内容が鉄板だな。


魔眼側の視点で加えるならば、魔眼のような観測されるだけで影響力を行使される術が相手の場合には、あらかじめ「予定」を組んでおくのも危険な場合がある。

その日のこの場所で何を行うのかがわかっていたら、相手が狙いやすくなるからな。

これも暗殺回避法と同じだな。

だから本当に大事なものの場合は直前まで口にしなかったり、予定を決める時も、できるだけ当日ギリギリに近い日時で決めると攻撃側が狙いをつけにくくなる。


簡単に言えば「猫の気まぐれさ」だな。

まぁ、現代社会においてはあまりにフリーダムだと周囲に迷惑をかけてしまうおそれがあるが、重要知識として頭に入れておくことをおすすめする。


その他のポイントとしては、まだ形になっていない企画などを口にすると、敵側に観測されて反発されると集めた思いや念が散る場合がある。

つまり「形になりきっていない卵や雛の状態」というものは弱いということだな。

そういった形としてまだ形成されきっていないものは、誰にも喋らず静かな場所に隠して育んでやるのが一番だ。


これは形が出来て成体になってしまえば情報変更、書き換えなどがしにくくなるので特に問題はなくなる。

このあたりはバランスだ。

だから外部に情報を出すときは、実際のコア部分は伏せておいた方が良いかもしれないな。

あとは、わざとダミー情報を入れて惑わすのもオススメだ。


…あぁそうそう。

この知識関連で最後に1つ凄い事を教えてやろう。

全世界の中で一番安全な金庫は「頭の中」だ。

これは世間一般的な意味とは違う意味においても深い意味を持つからな。

いつか役に立つから頭にたたき込んでおけ。


2015/1/16 追記

Q:今日の質問についてですが、つまりこれは、どんなに悪意のある意地悪い相手でも、憎しみを持たずに寛容の心で一緒に浄化してやれと訳すべきなのでしょうか?


A:全く違うぞ。

そういった輩を浄化してやる義理は無いし、むしろ悪くしてやっても良いくらいだな。

これはおそらく、貴様の「見る」という行為への認識と、世界構造の認識と知識、自分と相手の関連性についての認識がまだ完熟していないのと、いくつかの前提が備わっていないのでわかりにくいのかもしれんな。


そういう場合はシンプルに考えるのをオススメする。

つまり「悪意の人間と嫌な雰囲気の場所がある場合」には、場の浄化=全ての浄化ではなく。

「場は浄化する。自分も嫌な気分がしない。だが、悪意の相手は救わない」という選択肢を選べばいいわけだ。

魔眼は万能だから、そういった都合の良い設定を転写すればいい。


これも魔眼が万能ゆえに罠にはまりやすい部分だな。

人間は物理制約の世界に生きているために、万能で自由と言われても、その意味をうまく捉えきれないケースがある。


その意味では、この世界の常識にとらわれずに、もう少し自分に都合よく考えてみる癖をつけるのも良いかもしれんな。


2015/1/16

Q:相手が自分に対して怒りをぶつけてきた際に魔眼の吸収でインナースペースに怒りの念を封じ込めようと思うのですが。その時は最初に怒りを吸収すればいいのかそれとも持続的に向けられる怒りの念を吸収し続ければいいのでしょうか?

2つ目の質問としましては、嫌な場所や嫌な相手にどうしても接しなければならない場合には、魔眼を発動しつつ常時インナースペースに吸収というか、事象が勝手に流れてくる状態にするというのは危険なことでしょうか?つまりバリヤーと同じように、常時負の事象を吸収してインナースペースに封印するか。

あるいはそのままか…。

でもそうなると負の事象が頭の中に溜まり続ける気もするので、転写で改変して自分のエネルギーにするか、適当に気が向いた時に放出するのか。

ただ、バリヤーのように常時展開だと不意の攻撃には良さそうですが、嫌な気を常日頃からインナースペースに引き寄せてしまわないか不安です


A:まず1つ目だが「怒り」を銃と例えた時に、既に発射されている銃弾を何とかするよりは銃本体を何とかしたほうが効率的だ。

つまり出終わった怒りではなく、それを生み出す根源部分を見つけて薄めたり抜いてやるようなイメージが有効だな。

場の空気が悪いと感じるなら、周囲の空気を浄化というのも良い感じだ。


2つ目の質問は。

まず、貴様の言うとおりネガティブな事象を常に頭に入れ続けると、ちょっとした隙や気の緩みでインナースペースが弱まったらダメージを受けやすいからな。

学び始めは特に魔眼の安定度は低いし、吸い込むことばかりを考えていると、いらないモノまでもが貴様にすがりついて入ってしまうケースも無いとはいえないからな。

あと、封印という概念はどうしても「常時、力を使って押さえ込んでいる」という概念がついてまわるので、あまりすすめは出来ないから、これも上書きしたほうが良いということだな。

ということで…現時点では「常時開放での吸収」は控えておいた方が無難だ。


今の貴様の力量から考えるに適切なものは。

基本としては、部屋の空気の換気のように時折気が向いたら事象を吸い込んで浄化で上書きというのが、やはりリスクの面からは一番オススメだな。


次に、一定時間だけ時間を決めて、その間は常に浄化しているようなイメージを場や人に上書きし続けるのも良いな。


もう少し踏み込んだ内容になると、多少イメージ力を使うが「最初から嫌な気配などなかった」と書き換えるのも良い手だ。


更に先の概念になれば「見ることは受動ではなく能動」という仕組みに気付くから。

そうすれば、より高度な概念や術も低燃費かつ高効率で行使しやすくなるわけだが…これは、まだ知識として覚えておくだけでいい。


注意すべき点としては、魔眼の性質を考えるなら貴様の目や観察自体がすでに影響であるわけから。

本当のことを言えば「相手の怒りを、怒りとして受け止めている時点」であまり良くはないというのが大きなヒントになるだろうな。



2015/1/15

Q:遅ればせながら魔眼を学び初めています。まだ1日目を終わったところですが想像以上に面白いです。

魔眼の稽古していて思ったのですが魔眼とカメラは似ていますね。

昔は見たものを記憶する記憶術程度だったのに、今では現代のデジカメのように画像加工まで出来るようになったのかと、なんとなく思いました。


A:確かに写真というものは昔は事実をありのままに撮影するだけだったのに、気付けばいつの間にかデジカメに取って代わられ、事実を取り込むだけでなく、それを改変して新たな事実を作り出す部分などは、確かに魔眼と通ずるものがあるな。

こういった日常的な物事を通して真実を垣間見るその姿勢は、流石はといった所だな、フフ…。



Q:地球という悪意ある環境で用意された食材を美味しく料理することは負の信念体系に対しての嫌がらせ、意趣返しになったりするのでしょうか?

突き詰めるとこの世界で搾取などの手段以外で幸せになることは負の信念体系に対しての嫌がらせ、意趣返しぐらいにはなりますか?

「幸福に暮らすことが最高の復讐である」って言葉もありますし・・・


A:うむ、そうだな。

悪意に満ちた世界で幸せに暮らすのはそれ自体が、強烈な悪意の信念体系への嫌がらせでありカウンタパワーになる。


奴らは自由意思のないロボットのような人間や、階級や権力に染まった操りやすい人間、同調圧力を撒き散らす有害な人間、人間同士の争いや苦痛や死、人の怒りや憎しみ、物考えぬ奴隷などが大好物だからな。

だから自由で生き生きとして何者にも束縛されず、非侵害の心を持つ存在を見るだけで大ダメージとなるし、こうした地獄の環境でも意に介せず生きている存在を見ると「卑しい詐術しか使えない自分たちでは、何をどうやっても未来永劫、永遠に行きつけない存在の領域」と感じて、そのまぶしさにのたうちまわるからな。

だから良い意味で「いやらしいやり方」なので、割と面白いと言えるな。


もっとも…いずれはそういった対立構造すらも、魔眼の意味と世界の構造体を理解すれば、取るに足らない問題だと認識するようになるがな。

このあたりはいずれ貴様も深く理解することになっていくだろうな、フフフ…。



Q:自分の行動に邪魔がはいるのは悪意なのでしょうか?それともなんらか存在の善意なのでしょうか?

その行動を嫌った信念体系の抑止力とも言うべきものに邪魔されるということもあるかもしれませんが、もしかしたらそれをもっとも適したタイミングで行うための警告みたいなものということもあるのでしょうか?


A:最終的にはどれも大した意味を持たなくなるし、自分次第になるが。

今の貴様の段階では答えは「そういうケースもあるし、無いケースもある」が正解だな。


これは、「そちらにいくと危険だ」というガイドなどの虫の知らせで行動に邪魔が入る場合もあるし、逆に「そちらにいかせるか!」という悪意の信念体系による邪魔のケースもある。


見分けるには、その行動を思い立った心の動機や衝動を見る必要がある。


例えば純粋な動機や、何かに突き動かされるようなクリアなエネルギー、ピュアな衝動の場合には良いものに導かれているケースが多い。

逆に不安から逃れたいための苦肉の行動や、焦りに突き動かされての逃走的な前進行動、憎しみや怒りに任せての衝動などの場合は、まずいものに突き動かされている可能性が高い。


次に邪魔が入るタイミングだが、クリアな感覚で動いている時に、出来の悪い漫画のようなタイミングで思い出したようにアクシデントが起こる場合は、悪意や信念体系の邪魔と考えた方がいい。

いわゆる三流シナリオ的なトラブルだな。

こういった「無理矢理感があるアクシデント」は、そのほとんどが悪意的な邪魔立てだ。

例えば、紅葉のスピリチュアルファクター第一話のリリース前には何となく不自然な妨害らしきものがあったわけだが、こうしたものは慣れてくると感知できるので、逆に製作者などは「なるほど、つまりスピリチュアルファクターは信念体系にとっては世に出されたくない代物なんだな。つまり出した方がいいってわけだな!」と思っていたらしいぞ。


逆に善意のガイド側からの待ったコールの場合は、自然な形で行われることが多い。

例えば信号が連続で引っかかって進めなかったり、道が工事中だったりと、足止めを食らっている間に自然に行く気が失せていったり、何となく乗り気でなくなるのがポイントだ。

ちなみにこうした忠告を無視して無理に出かけても、お目当てのお店は休業だったり、なぜかドンピシャで臨時清掃日でガックリということが製作者の場合はとても多いそうだ。

このあたりは「慣れ」なので、今話した知識を元に普段からセンサーを意識しておくといいぞ。


大雑把なアドバイスとしては、ミレーニアのような優しい導き方で、やんわりと物事が進めなくなったり、ストップな流れに持っていかされる場合には、善意のガイドによる行動や、「まだその時ではない」というアドバイスである事が多い。


逆に、何かを始めようとした時や勢いがある時に、全く知らない第三者からいきなり殴られるような、突然かつ不自然な流れのへし折り方のトラブルが起こる場合には、信念体系などによる妨害だと考えた方がいい。


やつらは存在として低い位置にいるから、妨害の仕方にすらその性根が腐り具合がにじみ出ているというわけだな。

今言った例を参考に自分なりの経験を積んでいけば、より良い判断力を持つことが出来るからやってみると良いぞ。



Q:魔眼は機械に使っても大丈夫なのでしょうか?事前に設定が必要でしょうか?

それとも特に方向性のない吸収や開放なら問題はありませんか?


A:機械に使っても大丈夫だ。

能力付与(エンチャント)をしたい場合なら、その機能や設定はとりあえず決めておいたほうが良いだろうな。

単なる「取り入れる景色の一部」でとしてなら、特に意識しなくても問題はない。



Q:1日目の内容ですがふとこれを両目でやらず片目ずつで行ったりするとどうなるのだろう?と疑問が湧いたのですが有効な訓練になったりはしますか?それとも両目でやるのが一番でしょうか?


A:基本は両目が安定だが、たまには稽古の揺れ幅や新鮮さを意図して、片目ずつというのはアリだな。

右目左目に別の機能をというのもアリだが、どうせなら両目でどちらも使えたほうが便利だ。

ただし、それぞれに機能分けしたほうがしっくり来るという場合なら、それを行うのは有効な手段だな。

何事も自分がしっくり来るのが重要だからな。



Q:昔野球ボールが目にぶつかった後にあらゆる能力が一時期激減したことがあったのですが(その後目以外の感覚をより強く使うようになって最終的には総合能力が上がりましたが)魔眼的な側面からそう言うことはあったりますか?(外傷による能力損失または能力の劣化など)


A:うむ、あるぞ。

実はこれは物理損失や傷で機能がダウンするわけではないが、刻みつけられた痛みや衝撃の記憶などを思い出し、それが瞳や体の部位などに乗せる意思力を減らし、その結果パワーダウンすることはある。

いわゆる精神的なインパクトのダメージだな。


もしもそうしたマインドインパクトのケースにハマってしまった場合には、今教えた事実を思い出し「自分は何一つ力を無くしてはいないし、減らしてはいない」と強く念じて、かつての力を思い出すことで能力は復活してくるし、場合によっては以前よりも強まる。

これは記憶でも、傷でも同じだな。

「見る」べきはそうした、自分の中の心理ブロックや精神的にインパクトされたダメージ部分だな。

2015/1/14のガイドの浄化で答えた回復法は、こうした自分の力を取り戻すのにも有効な手段だ。

フフ…ここでも「観察」という言葉が生きてくるわけだな。



Q:インナースペースは全身に展開しても良いのでしょうか? それにより自分を1つの改変可能な世界とすることは可能でしょうか?


A:可能だ。

これは高度な技法になるが、貴様がいずれ気付いて行き着く段階だと踏んでいたが…本当に貴様は気づくのが早いな…と言うか早過ぎるぞ…。

これは空間を広げていくと、私はあまり作品を読んではいないのだが、既存作品で言えばハルヒの能力に近くなるかもしれないな。

まぁおおよそ、あんな感じになるはずだ。



Q:バリヤー=フィールド=インナースペースはほぼ等号で繋げられるものだと思うのですが、その場合フィールドとしてインナースペースを展開したらフィールドによる知覚だけで対象に魔眼と同等の効果を及ぼすことは可能なのでしょうか?

また、眼とフィールド(脳のインナースペースとサイコフィールドとしてのインナースペース)で同時に吸収することでより強力な魔眼として使うことは出来ますか?


A:可能だ。

これも上の質問と同じく高度な応用法になるが、とても良い着眼点といえるぞ。



Q:フィールドや魔眼の稽古していて、ふと「知覚領域(フィールド)とは万能粒子(気・魔力などの力の最小要素)を操作できる範囲である。

広ければ広い程術の効果範囲が大きくなり一度に集められる万能粒子量も増す。

全ての魔法は万能粒子の作用のさせ方でなっている。

万能粒子はイメージに反応する万能粒子をイメージで形にしたり方向性を持たせることで初めて魔法として力を持つ」

なんてことを唐突に閃いたのですが魔法の解釈としてはどうでしょうか?


A:うむ、いいぞ。

「自と他がある世界」の段階においては、その考え方はかなりの深奥に繋がる内容となり、色々な存在に影響力を行使できるポイントとなる。

今貴様が話した内容は量子の世界にも通ずるし、量子の世界は魔法の世界にやや近いので、とても実用的かつ多くの者に理解させやすい理論としても有効な内容といえるな。


このように最近は科学的な観点からも、より多くの大衆が認知しやすい表現で物事を語れる知恵を持つ人物が増えてきているわけだが、貴様もその例に漏れず素晴らしい洞察と表現を持つ者だと言えるな。



2015/1/14

Q:ガイドやハイヤーセルフが敵意や悪意、信念体系のような敵対的な何かに侵食されてると感じた場合、浄化はどうやれば良いのでしょうか?

ガイドの症状というか見た目の変化としては、存在が時折ノイズが走るようにおぼろげになったり目が赤く光ってるようなイメージが組み合わさった感じでした。

シャボン玉などで包み込んで沈静化しても表面的には収まっても内部的にはまだな感じがしていたり、ブレードの浄化切りでも解決には至っていない感じで、かなり深い部分でガイドが侵食されている気がしました。

こういった場合の対処法を教えて下さい。


A:なるほどな。

では、ガイドの浄化を魔眼で行う場合の基本的手法を教えておこう。


①まずは侵食されているガイドをイメージで見て知覚する。

…これは既に出来ているようだな。


②次に元の状態のガイドもしくは、良い状態のガイドをイメージの中で作り出す。

つまりこの場合だと、ノイズの揺れや存在の薄さが消えて、目の色が元に戻りしっかりと存在が確立された元気なガイドの姿をイメージだな。


③侵食されたイメージと、元の元気な姿のイメージの両方をインナースペースで重ねあわせて、イメージの中でその比率を少しずつ変化させて、元のガイドへと戻るイメージを上書きしてゆく。

そして、元のガイドの比率が100%になり、不穏な空気が消え去ったら完了だ。


基本はこんな感じのやり方だな。

これは重症の場合には少し時間がかかるが、場合によっては何日も時間をかけて、じっくりと少しずつ変化させていけば、やがては元のガイドへと戻っていくだろう。

ここでのポイントは、AからいきなりZと結果を焦らずに、ちゃんとA B Cと過程を踏んでじっくりとZへと行き着くほうが確実でリスクが低い。

これが基本のやり方だ。


だが、もしも奥深くまで根付いていると感じた場合には、これに加えてもう1つのやり方と知識を知る必要がある。

それは「観察」だ。

魔眼本来の意味を理解すれば、実は最初の「侵食されたガイドを視認」した時点で、貴様の浄化はリーチの局面を迎えている。

これはすなわち「観察者」になる事自体が影響力という意味でもある。

「見る」という行為がどれだけ大切かは、今の貴様ではまだピンと来ないかもしれないが、ガイドの変化を見つけている時点で厳密には浄化は完成されかけているわけだな。

「対象を正しく見る」という行為は、貴様の思う以上に大切なプロセスなので、そこをしっかりと行う事が大事だな。


む…。

…ふむ。

こうして言葉にしてみたが、今の言い回しでは現時点での貴様にはわかりにくいかもしれないな…。

では表現を少し変えて…。

奥深くまで侵食された場合には、その侵食された奥までイメージで見てみると良いかもしれないな。

例えば内臓に張り巡らされた根や、心臓にたまった黒い血、ガイドの精神に寄生している黒いモヤなど、貴様のイメージ力でガイドの心身のあらゆる異常を見抜いてやるのだ。

つまり視覚イメージによる徹底的なスキャンだな。


健常状態との差分や違和感を全て見つけ出し、それを健常体と重ねあわせてインナースペース内でイメージで上書きしてやるわけだ。


身体、精神、意識や思考、愛情、挙動、身体レスポンス、雰囲気やオーラ、匂い、会話の受け答えなど、ありとあらゆる違和感を徹底的に洗い出して問題点を塗り替える。

いわばPCのフルスキャンのようなものだな。

フルスキャンは時間や集中力、エネルギーを多めに使うが、ケースによっては、やる価値はある内容だな。


他には、そうだな…。

貴様が知っている本来のガイドの姿を心の中に呼び出して、そこから侵食されたガイドに対して愛をもって語りかけて、外部からの愛と、侵食された本人自身の心の力で侵食状態を打ち破らせてやるのも1つの手だな。

これはガイドとの結びつきや愛情が強いガイドの場合だと特に有効だ。


ガイドは本来であれば強力な存在だから、深くまで侵食されるケースはあまりないが、貴様自身の隙から侵食される可能性はあるかもしれないからな。

焦らずじっくりと、確実に元に戻していくと良いと思うぞ。


あと、こうした出来事はガイドと自分との関係性を見直す良い機会になるからな。

危機を乗り越えればお互いがより強く賢くなる。

嫌な出来事ではあるが、そういう意味ではデメリットだけではないというわけだな。



Q:いつも一連のコンテンツを、興味深く楽しませていただいております。

この度は魔眼について質問があります。

魔眼の「インナースペース」 スピリチュアルファクターの「サイコフィールド」 魔法の「バリヤー」 これらを全て同質のものとして、一度に展開させることはできないでしょうか?

最初にフィールドの訓練を行った際、これにもたせる要素として、のちの魔眼のインナースペースのようなものを思いついていました。

この時はまだイメージが曖昧でしっくりきていませんでしたが、魔眼の一日目の訓練とサイコフィールドの訓練を反復した際にインナースペースとサイコフィールドは似ていると思い、巨大なインナースペースを作る感覚で展開しなおすと、しっくりきました。

(頭の中に小さな球状という感覚が苦手だったということもありますが) 

バリアに関してはまた防御の方向に特化したものというイメージもあるので無理に同化させようとは思いませんでしたが、突き詰めればこの3つはオールインワンにできないかと考えましたがいかがでしょうか?

(また、例えばオールインワンにしたバリヤーを魔法第一巻の要領でショートカットで展開し、消耗の供給源を外部に接続すれば魔眼の持続もと推測しました)


A:貴様は本当に鋭いな、流石はあの娘の弟子だな…。

結論としては貴様の推測通り、それは可能だ。


魔法も魔眼も本質的な術という意味では基礎構造は同じだからな。

こうした互いの良い部分を掛け合わせる応用法は、貴様が物事の中心を感じ取り、深く理解しはじめているからできる考え方だ。


今、貴様が話した内容は、紅葉が話していたフィールドの正式名称「知覚の範囲」そのものの解釈であり、基礎即奥義にも繋がる内容だ。

そしてこれは、魔眼の「見る」という段階を更に引き上げた事柄にも通じる。

はからずしも貴様は、今の質問で魔眼と魔法、スピリチュアルファクターの秘密に大きく迫ったというわけだな、フフフ…。


しかし何度も言うが、貴様は本当に人間離れした鋭さを持っているな…。


2015/1/13

Q:ふと怖い考えがよぎったのですが、この世界は映画で言うマトリックスみたいな世界観や支配構造なのでしょうか?

あの世界は嫌な世界ではありますが、青写真的な意味でいうなら似てると感じて質問させていただきました。

あの映画ならまずパソコンのAIが仮想空間で「ルール」を作り出して、そこに人間が放り込まれて仮想空間の夢の中で生きてるみたいな感じですが、だから仮想空間だと知覚することによってその空間の情報にハッキングして出来ないことを出来るようにしたりすることが可能なのかなと思いました。


A:ふむ…着眼点が鋭いな。

まず世界観についての結論から言えば、この世界はマトリックスのような構造体ではないから安心してほしい。

がしかし…諸々の理由で結果的には、それに近いことが起きているというのが正解だな。


まずポジティブな要素として、貴様たち人間が本来所持している力とポテンシャルは、そんなちんけな世界やシステムに支配されるほどひ弱なものではない。

だから、本来で言えば、この先もああいったまやかしの世界に支配されることはない。


貴様の世界を決めるのは貴様自身だからな。


だが…それと同時に、力は自分自身から生まれる故に、貴様たちは大きな落とし穴にハマることがある。

自らの世界を決めるのは自分自身だ。

だが仮に…その自分自身が、他者による何らかの詐術や誤情報、ミスディレクションによって欺かれ勘違いをして、自分の力や思考に自ら制限をかけたり、マイナス方面へと力を振るわされたらどうだ?


これが「この世界はマトリックスのような構造体ではない。がしかし、結果的にそれに近いことが起きている」というものの正体だ。


つまり、「世界」を自分の外側…「外界」と認識して「自分と自分以外」を作りだし、なおかつ外界の方が強いと感じている時点で、本質的にはあまり良くない方向へと自分の力を向かわせているわけだな。

もちろん貴様が推論した方法のハッキングでも力を行使できるが、あくまでそれは「世界が自分よりも強力」といった認識の上での術行使だ。

だから力を振るえても上限は低く、その認識している世界を超えた力は発揮することが出来ない。


今話した内容を理解すれば、先日話した、魔眼で取り込む対象は同じ存在「イコール」だという話も深く理解できるはずだ。


この世界は物理法則の実行度が高いので、どうしても「外界」を「世界の基盤」として信じて疑わなかったり、その苛烈さに翻弄されてしまうケースが多いが、実際のところは世界の構造は上記の内容だということは、頭の片隅に入れておいてほしい。



あと…貴様たちがどうしてマトリックスのような偽りの支配構造に騙され翻弄されやすいかといえば、この世界の構造体の情報が世間にあまり知られていないこともあるな。

こういった世界の概念を理解し罠を打破するためには、世界線の移動…すなわち「ドリフト」の技法と知識も役立つかもしれないな。

ドリフトは私の目から見ても、貴様に学んでもらいたい優先順位の高い術なのだが…貴様の師匠である、あの娘は最近はなかなか忙しいみたいだからな…。


ドリフトは魔眼との相性も良いから、あの娘だけでなく、私でも教えることができるが…。

さて、どうする?


2015/1/12

Q:凄い秘密を教えてください。


A:ふむ…ストレートだな。

まぁいい、今の私機嫌が良いからな。

では1つ知恵を教えよう。


それは「事象は落とし所を求めている」だ。


結局の所「事象」とは物理・非物理を問わず、落とし所を探して、そこへ向かって収束していくという性質がある。


例えば「悪事を行って、行って、行って…行いつくして最後には大きく裁かれるケース」や「努力が積もり積もって何かが起きる」や「今まで鬱積していた気持ちが、ある出来事を境に爆発して関係が変化する」など。

一見すると当たり前のように思える事柄も、偶然に起きたトラブルも、事を深く洞察してみると「このケースでは、そうなるしかなかった」という事例が実に多い。


物事の顛末は物理・非物理問わず、各種要素と流れから構造体という結果が導き出されてゆく。

この仕組みを理解すれば物事の流れをより簡単に制御しやすくなるし、今現在起きている事象と要素から、その先を簡単に見通せるようになるわけだ。


まぁこれは魔眼であり魔法であり…世界の基礎法則のようなものだな。

やがては貴様にも、これを深く理解できる日が確実に来るはずだ。



Q:魔眼の吸収についての質問です。

転写のために「良い事象、悪い事象を吸収」することはなんとなく出来そうな気がするのですが、その時に例えば「幸運の事象」が発生してる時に魔眼で吸収をした場合、その幸運は薄まってしまうのでしょうか?

あるいは、悪い事象が発生してる時に吸収したらその事象は薄まって楽になるのでしょうか?

つまり、パソコンで言えば事象の吸収とは単純な「コピー」なのか、それとも「切り取り&貼り付け」なのかを教えてください。


A:核心をつく質問だな。

これは少し先の話も含むが、初歩の段階ではその経験値とイメージ力から自然と「コピー」になりがちな場合が多い。

これはちょうどコピー機で複写を脳内に作り出す劣化のようなものとなるため、事象の働きかけとしては弱くなる。

 

ある程度慣れてくると「切り取り&貼り付け」になっていくだろう。

これは、事象を文字通り頭の中に取り入れてから出すという感じだ。

オリジナルをインナースペースでいじるために精度や効果が高くなる。


しかし実際のところ、理想の正解とは「イコール」だ。

貴様の外にあるものも、貴様の頭の中にあるものも「実は同じ存在」というのが一番強力なやり方だ。

これは頭の中の改変=即時外世界の改変になるからな。

だからこそ瞬時に力を働きかけられるし、強力なわけだ。

また、これは貴様の世界で言うと、量子の世界の法則にも通じる部分があると言えるな。

思念は光より早いので、そのあたりを理解すれば更なる技の拡張も望めるというわけだ。

 

最も…このあたりの感覚は理屈でそう言われても「はい」と簡単に合点できるものではない。

この世界の構造体を深く理解しつつ魔眼の意味もわかっていないと、その考え方にしっくり来ることは難しいだろうからな。

だから添付PDFの最後の部分を読み返して知識を深め、稽古で練度を高める事は必要はあるだろうな。



Q:魔眼の稽古は初日は必ず外で行うべきですか?

また、4日間とも外で稽古を行う方が良いですか?


A:初日はできるだけなら外がオススメだが、それは必ずというわけではない。

室内で少しひらけた空間を見ながら行うのも悪くはないぞ。

2・3・4日目の稽古は自室などの落ち着く場所で行っても大丈夫だ。


室内は落ち着くし静かなのがメリットだし、

屋外は青空の気を取り込みやすいのがメリットだ。

だから、その日の天候や気分、体調に合わせて選択するのも良い感じだぞ。


2015/1/11

Q:一日目の稽古をしてて思ったのですが、あれは最初から魔眼モードで稽古をした方がいいのでしょうか? それとも通常モードで稽古した方がいいのでしょうか?


A:これは確かに伝えておくべき内容だな。

基本的には最初の4日間(一周目)はひと通り私の言うとおりに行って、それ以降は魔眼モードで初日稽古をしても構わん。


魔眼モードで初日稽古を行うと新しい感じ方や経験値が入るからな。

それが更なる気付きや新たな術の可能性に繋がっていく場合も多いので割とオススメだ。

 

大雑把に言えば…

「通常モードでの初日稽古は土台の強化と拡張」

「魔眼モードでの初日稽古は、上に積み上げていくビルの階数増設とビル自体の強度アップ」

「2・3・4日目の稽古はビルの中に設置する設備や機能」と考えるとわかりやすいかもしれないので参考にするといいぞ。


 

Q:魔眼モードの時は瞳の色の変化はインナースペースと一緒に常に意識した方がいいのでしょうか?


A:これは魔眼発動のトリガー時には強く意識した方が切り替えがハッキリ行えるので重要だが、その後はあまり意識しなくても大丈夫だ。

ただ、瞳の色をイメージすると意識と集中が乗りやすいので、ここ一番のブースト時に瞳の色を強く意識してから術行使するのは良いテクニックだな。


 

Q:魔法や魔眼を初めてから、ときおり睡眠時間が異様に長くなる時があります。これはどういう事と解釈すればよいのでしょうか?


A:単なる心身の疲れというケースもあるが、割と連続して眠い日々が続く場合は、サナギ期間と訳してもいいな。


これは貴様の周囲の物事や環境が大きく変化したり、新しい脳内回路を形成したり、新しい能力を身に付ける時など心身や環境に大きめの変化がある時は「それ用」の精神や思考、脳内回路、細胞(肉体)に変化するためにサナギ期間として長い睡眠時間を必要とするケースがある。

つまり今の状態では新しいステージには順応しきれないので、それに対して戦える心身に変化しているということだな。

こういったケースでは無理に起きているのではなく、時間が許すならば出来るだけ睡眠時間を取り、肉体にアップグレードの時間をあげるのが好ましい。


眠ることも稽古のうち…というわけだな。


2015/1/10 

Q:魔眼に弱点はありますか?


A:無いぞ。

というより…それがあったら私はこうして生きのびてはいないだろうな。


弱点は無いが、魔眼を覚えたての頃はいくつか戸惑う部分はあるだろうな。

例えば便利すぎる点だな。

あまりに応用がききすぎて、逆に何をすればいいかわからなくなって戸惑ったり。

クイックでは瞬時に術を行使できるために「ほんとにこれで効くのだろうか?」と疑いを持ち、自ら効果を引き下げてしまうケースなどは特に注意だな。


つまり…万能すぎるが故に、それを行使する術者自身の心のスキが初期段階では生まれやすいということだな。



Q:相手の「あ、こいつアカン奴や」とか「あ〜此処はダメかもしれん」とか本質的に見て取れるのは魔眼なんでしょうか?


A:魔法で言うところの非言語。魔眼で言えば見切る力だな。

どちらも似たような技であり、そういった感覚は磨いておくと便利だ。


ただ、この世界ではどうしても物理的形質が事象を引きずる傾向があるので、それらの感じた事柄に対して、どう行動して対応するかは経験の部分になってくるから要注意だな。



Q:魔眼アイテムの付与などで、面白い使い方はありますか?


A:例えばアイテムを通して、他者をコントロールして動きをよくしてやるなども面白い技法だな。

これは一般の世界でも、「師匠の武器を持ったら、まるで師匠の魂が入ってるかのように使いやすかった」「あいつから借りたバットは全然ヒットが出ない。これはケチがついてるからだ」などの事象として現れる場合がある。

構造体が同じなのに性能が変わるのは、十中八九エンチャントの効果がかかってる場合が多い。

これは霊が宿ったり、術で作り出したりするもあるが、魔眼ではアイテムへのエンチャントとブレスを使えば遠隔での影響行使もできるからな。

なかなか面白い使い方だと思うぞ。



Q:魔法での浄化と魔眼での浄化は意味が変わりますか?


A:貴様の心の力から生み出す本質的な力であるかぎりは、似たようなものだと思えばいいぞ。

これは山を、どのルートから登るかと同じだな。

だから魔法も魔眼も、とても相性が良いと言えるな。


それでも、人には相性があるからな。

だから貴様がもしも区別して使いたい時は、例えばバリヤーならば魔法でその成分を最初に構成しておいて、その発動トリガーを魔眼に関連付けるなどの使い方を覚えると便利だ。

これなら「魔法の効力」を「魔眼のスピード」で行えるからな。

とても実戦的で応用性のある使い方と言えるぞ。


かく言う私も魔法は使えるし、あの娘も魔眼が使える。

ただ、自分の形質に合わせて伸ばすべき流派を選んだに過ぎないわけだ。

だから貴様も、自分の形質に合わせて自由にアレンジしていくといいぞ。



Q:4日間レッスンをひと通り終えましたが、これは必ず今後も1、2、3、4日目というローテーションで行わなければいけませんか?


A:いや、必ずしもローテーションで行う必要は無い。

ひと通りを終えたら、後は好きな順番で行ったり、好みで稽古をピックアップして行うのもOKだ。

個人的には地力が上がるという意味では、やはり初日稽古がオススメだな。

あとは1日目+2日目のように、他の日と初日を合わせて行うのも良い感じだ。


このあたりは個人の気質や好みがあるからな、今言ったことに囚われずに貴様自身がしっくりと来る形で行うといいぞ。


2015/1/9
Q:初日の稽古ですが、これはもしかして記憶術にも…。

A:ほう…やはり気付いたか。
魔眼の取り込みは、目にした事象データを頭の中に一時的に書き込むのに等しいから、人により程度の差はあれど記憶する力は自然と増すだろうな。
これはエピソード記憶と連携すると更に有効だな。
ここでも「漠然と見る」と「一点を見る」の効能が出てくるわけだな。


Q:魔眼でスプーン曲げのようなことは可能ですか?
今日魔眼のレッスンの2日目を行いました。インナースペースで物のクオリティを設定するとき、柔らかいイメージを強力に作って付与すれば、曲げられるのではと思いました。

A:うむ、可能だな。
これは以前、生放送の実践コーナーで行ったスプーン曲げにも通ずる内容だ。

スプーン曲げは、大雑把に分けて「自分の筋力リミットを外して、その結果として楽々曲げられる」というやり方と「対象物の構成を弱くして曲げやすくする」、それの類似の「念力などで曲げる」という3種類の方法がある。

魔眼でこれを行う場合には…
1つ目なら魔眼で自分のリミットを外す方法。
2つ目なら魔眼で取り込み、構造体を弱めてから曲げるやり方で。
3つ目なら魔眼自体でそれをダイレクトに行うという感じだな。

これは難易度で言えば 1<2<3 と3が一番難しくなる。

1の技法は貴様に教える機会ができたら教えようと思っていたスポーツ用のリミットオーバーの魔眼だな。

しかし…貴様の未来視の力なのか、将来的に考えていた事を読まれているかのような時があって、時折ギクリとすることがあるぞ。


Q:彫刻家の中にはまるで魔眼使いのような人がいるように感じますが、これはどう思われますか? 
このように感じたのは、作品の完成品が石や木材の中に埋まっていて、これを取り出すかのように作る人がいるからです。このように行うには完成品のイメージが完璧で、かつ、材料を完全に掌握していなければならないはずです。これはまるで魔眼使いが対象の情報をインナースペースに入れてイメージで加工する様に思えました。

A:貴様は本当に先を見る目が鋭いな…。
こちらも、いつか機会があれば教えたいと考えていたクリエイター用の魔眼の範疇だな。

石や木材の中から神仏を取り出すには、「木材自体の情報」を物理だけではないレベルで高度に取り込まなければならない。
つまり…貴様が推測する通り、やっていることは魔眼の取り込みそのものだ。

こういった能力があるかどうかで天才と凡夫の大きな差が出る。
天才と呼ばれる者たちは、こうした特殊な力や技法を無自覚に行使していたり、我流なりに突き詰めて身につけたりしているわけだ。
だから普通では不可能に思える出来事でも、一部の人間達はそれをたやすく行える。

この世界の常識は物理的なもの以外をほぼ認めてはいないが、これは本来であれば解釈が逆だ。
実際の所、見えないからこそ差をつけられるのだ。
今話した例が最たるものだな、見えないものを感じず信じられない凡夫では、例え木材を1000年削ったとしても、感性の鋭い30歳の木工に遅れを取るだろう。
それほどまでに、見えない世界での差は大きいというわけだな。

あと、取り込みとは逆の工程を使用すれば、自分の思い通りの像を木材や石の中に生み出すことも出来る。
つまり…吸い取るのではなく、働きかけるといった感じだな。

フフ…これを聞くと魔眼は本当に万能なのではと思うかもしれないが、だから私は最初に言ったであろう?
「極めてしまえばあらゆる事象に対応できる」…と。


Q:例えば超高速で移動する物体があるとして、それをなんとか吸収できた場合。
放出時にその物体が視野になくても問題なく効果は発揮するのでしょうか?

A:うむ、問題ないぞ。
これは四日目にも関係するが、対象をイメージで思い浮かべるだけでも効果を発揮するからな。
つまり物理の視界内でも、イメージや想像においても、対象を認知出来る限りはそれは魔眼の射程内というわけだ。


Q:「木箱に中に入っている人形」や「蔵の中に隠された神仏」などの存在に対しての質問です。
こうした物理的な壁に囲われ中身を見る事ができない存在に対して吸収を行いたい場合には、中にある人形や神仏という存在(本質)に対して吸収をかければいいのか、それとも魔法使い入門第七巻を用いて箱の中の物体をあくまで視野にいれる必要があるのでしょうか?

A:結論から言えば対象物を直接視野に入れる必要は無い。
つまり、この場合なら箱や蔵ごと全部吸い込んでしまえばいいわけだな。
これも「漠然と見る」からこそ行う事ができる技法というわけだ。

また、上の質問にもある通り、そもそも「それ自体」を視野に入れなくとも「イメージの中」で見てしまえば術を行使することも出来る。
目であろうが脳内イメージであろうが「見る」事に変わりはないからな。
こういった事例を通して、貴様は「見る」という行為が、いかに深度や段階があるものかを徐々に実感・理解できるだろう。

しかし、こう書くと魔眼は本当に万能に思えるだろうが…事実万能だからな。
まさにオールインワンといった所だな。


Q:目から取り入れる風景は記憶という感じで大丈夫でしょうか?
それともコピー&ペーストのような感じで脳内に事象を貼り付けた方が良いのでしょうか?

A:これも良い質問だな、というよりは貴様は良い質問しかしないな。
これは実はどちらでも構わない…と書くといい加減に聞こえるかもしれないが、事実どちらでも構わないからな。
つまり、どちらであろうが「見て」いる事には変わりがないからな。
あと、本編で「ワインを味わうように」と教えたが、あのような味わい方だとさらに意識が強くなるのえオススメだな。
つまり…臨場感を持って五感で見て味わうわけだ。
「見る」のに五感という表現が不思議に聞こえるかもしれないが、事実そんな感じだからな。
このあたりは共感覚保持者だと、よりイメージしやすいかもしれない。

今の貴様の質問は、一見すると些細な違いの気付きにすぎないと感じるかもだが、そうした質問からより大きな「見る」事への理解や事実が見えてくる場合もある。
その意味でも良い質問といえるな。


Q:壁などを間近にすると圧迫感を感じ、開けた方を向くと先ほど比べて開放感を感じます。魔眼で空の気を吸うときは頭に空の広がりが生じるようにすればいいのでしょうか?

A:うむ、物体にはそれぞれ存在感があるからな。
例えばラジオ体操の深呼吸の時に両手をくるりと回す時に、右隣りに車や壁があれば右側だけ僅かに窮屈感を感じるだろうし、皆でラジオ体操をしていれば、両手が全く当たらない距離に人がいても手の動きはどこか伸び伸びさを失う。
仮に体が自由に動かせるスペースが存在していても、周囲を壁に囲まれていたら、人は息苦しさを感じる。
閉所での圧迫感というのも、こういった感受性の高さで起こるケースも多いな。

こうした感覚はうまく利用すれば、より感性を高める素材に使える。

話を戻し、頭の上に広々とした空間を作るのは気の取り入れという意味でも、開放感や全体を大きく捉えるという意味でも、とても良いことだな。
木の下で行うよりも、空が真上にひらけた場所の方がもちろん広がりを感じるわけだ。
また…帽子のような存在でも、人によっては圧迫感を感じる場合があるので、こうした事例もうまく使えば良い経験値になるはずだ。

このあたりも意識して稽古に励むと、より質の高い稽古になるな。

2015/1/8
Q:魔眼の稽古中は、目を瞬きしてはいけませんか?

A:しても良いぞ。
特に初日の稽古は長時間空を見上げるからな、そこで瞬きをしないのは流石に厳しいだろう。
目が乾いて集中できなくなっても困るから、安心して瞬きをするがいい。


Q:初日稽古についての質問です。
「漠然と見る」のと「一点を見る」という内容は、これは「観る」と「見る」の違いだと訳しても良いのでしょうか?

A:厳密に言えば少し違うのだが、私が本来狙っている効果に近づくという意味では、その解釈でも大丈夫だ。
加えるなら「漠然と見るという行為」は、漠然と見ているからこそ伝わる事があるという部分もあるな。
分解・分析では決して解明できない事象を捉えるには、対象をフォーカスせずに、漠然とすることで理解できる点が大きい。

貴様の世界では「曖昧や漠然」というものは割といい加減で頼りないものと思いこみがちだが、実はそういった中にも極意や秘訣があるわけだ。
特に直感や直観を駆使する技法の場合には、こうした要素は必須だからな。
こういった事柄も私の言うとおりに行っていれば自然と身についてくるからな。

まずは教え通りに学ぶことで、貴様はいつの間にか「漠然と見る」と「一点を見る」の効果を享受できるわけだ。


Q:例えば邪神像など非常によくない感じのするものがあったとして、吸収で取り入れても大丈夫なのでしょうか?
自身の領域と強く意識すれば、インナースペースがフィルターの機能を持ったりするのか、あるいは取り入れた時点では未来視の時のように独立した別個の事象として頭の中に存在するからそもそも心配する必要がないのでしょうか?

A:これも高度な質問だな。
基本的にはPDFに書いたとおり、インナースペースの強固な構築により安全は確保しているし、そもそもインナースペースは貴様のテリトリーだから相手は貴様に悪影響を与えられない。
しかし蜘蛛やムカデ、生理的に苦手な相手など、人それぞれ嫌いなものがあるように、
理屈でわかっていても、頭に入れるのをためらうものは確かに存在する。

そういった場合にはインナースペースを体の外側。
適当な空間に構築してそこで魔眼を行うのも良い手だな。
これなら抵抗感無く対象を取り込めるし、万一変なものを取り入れても、物理的な距離という隔たりがあるため、浸食度は格段に低くなる。
それに危なくなったら接続を切って消滅させれば良いからな。

ということで、通常は教えたとおりに行い。
苦手な物に対してはインナースペースの遠隔構築で取り込む。
もしくは、取り込んだ後にまずい物を取り込んだと気付いたら、その場でインナースペースを外部に射出するというやり方も、とても実戦的と言えるな。


Q:魔眼リリースおめでとうございます。毎度楽しみにしています。
魔眼で作ったアイテムなどは効果の持続中、術者のエネルギーを使い続けるのでしょうか?
また、作ったアイテムを術者以外が持っても効果はありますか?

A:うむ、私もこうして反応が多くて嬉しいぞ。
この質問についてだか、これは条件設定次第だな。
例えば完成したパッケージのイメージとしてアイテムを作り出せば術者のエネルギーを消耗しないし、逆に、術者のエネルギーを使用して、より強力なパワーを発揮するアイテムと設定をすればそうなる。
また、エネルギーは他のどこかから取り入れるなどという設定も良い感じだな。

つまり、すべての設定において自分が違和感を感じない範囲で都合の良い効果と設定を付与するのがベストというわけだな。

他者への貸与についても「これは自分だけが使いこなせる」
「他者でも使うことが出来る」という、製作時に付与した条件設定次第になる。
このあたりの利便性が魔眼の利点であり、ある意味では反則的なオールインワンの凄さというわけだな。


Q: インナースペースに取り込んだ時、この際にスキャニングを行い、非言語での理解の補助を行うことは可能でしょうか?

A:なかなか面白い試みだな。
上記の「漠然と見る」の質問の部分で答えた内容に少し被るが、魔眼で漠然と見たり取り込む行為は、実は非言語にとても似ている技法だ…と言うよりは、これは魔眼流での一種の非言語だな。
だが、これとは別に魔法での非言語を併用発動させて理解を深めるというのは、脳のメモリが許すのであれば是非やってみると良いかもしれないな。
特に、そうしたフィルタリングを行えば情報を更に細かく取り入れるだけでなく、情報の精査や、マズいものを取り込んだ時の警報機やセンサー代わりにもなるというものだ。

しかし本当に鋭い質問ばかりが来るので、私としても嬉しい限りだな。
流石はあの娘の弟子といった所だな。

2015/1/7
Q:二日目の稽古に入りましたが、息を吐いての解放と、瞳を通しての出し入れ部分で質問があります。
これは息を吐く時に口から解放するのか、それとも瞳を開けた時に瞳から開放するのか、どちらなのでしょうか?

A:最終的には瞳を通してが正解だが、これは実は今の時点ではどちらでもいいので貴様がやりやすい方を選ぶと良いぞ。
この2日目はある意味では足掛けだからな、本来であればいきなり瞳から…を教えたい所だが、慣れや脳内回路の形成問題があるからな、だから今の時点では生理的に無理がない今の方法で進めていっているということだな。

最終日の内容に繋げるための流れの関係で、ああいった言い回しになっているので、まずは貴様のやりやすい形で行うことをオススメする。
ここでも初日に教えた注意点の1つ目「まずは疑問に思わず、私の言うとおりに行う」の精神で進めていくのがベストだな。


Q:一日目の内容ですが、「頭に球体があるというイメージ」は人間が元から備えているものを知覚して強めたのか それともバリヤーみたいな自分の意志で作り出したものなのでしょうか?
あと、魔眼の感覚は治癒術などに応用可能でしょうか?
具体的には感覚器官を瞳から手のひらに変えて大空に手をあげて一日目の気を感じ取り放出する感じを人間に対して実行するのはどうでしょうか?

A:前者の質問に関してはどちらもという感じだな。
これは元から備わっているものであるし、同時に自意識によってより強化するものでもある。
片方だけなら行っている者もいるであろうが、両方を同時に意識して行っている者はほぼいないからな。

後者に関しては余裕で可能だ。
二日目にして既に色々と気付いているようで貴様は本当に鋭いな。
フッ…流石はあの娘が見込んだ人間と言うべきかな?


Q:魔眼は目から世界を取り込みますが、目のイメージを持てる場所(眉間や手に第3の目を持つ感覚)を用いることは可能でしょうか?
また、精神体から魔眼を用いることで自らの肉体や能力、運命などをも変化させることは可能でしょうか?

A:まず1つ目だが、これは上記の治癒術の質問でもある通り可能だ。
第三の目やチャクラに張り巡らすというのも良い手だな。

精神体から魔眼に関しては、私がいつか機会があれば教えようと思っていたさらなる内容のコアに近い部分の指摘だな。
もちろん可能だ。

というか…き、貴様は本当に鋭いな…まだ初日、二日目だというのにこの気付きとは…。
これはあの娘が推すのも心から納得というものだな。


Q:デビルアイマスターの発売おめでとうございます。
デビルアイマスターの1日目での質問なのですが、インナースペースの外殻についてですが、光ではなく、自分の気質に合った別のものでイメージするのも良かったりしますでしょうか?

A:うむ、貴様にそう言ってもらえると嬉しいぞ!
今日は沢山の問い合わせがあって嬉しいやら大変やらで、とても楽しい一日になりそうだな。

インナースペースの外郭についてだが、これは貴様の言うとおり、自分の気質に合わせて自由に設定して構わん。
これは魔法使い入門で言うところのバリヤーと同じ意味合いだな。
自由に設定できるが、迷う場合は安定感のある光で構築するのがベター。
しかし自分の気質がわかっている場合は、それに合わせた設定をするのがベストというわけだな。

 

2015/1/6
Q:魔眼のリリースおめでとうございます。
早速質問なのですが「初日の稽古は青空がオススメ」とのことですが、これは曇りや雨の日に行うのはまずいものなのでしょうか?
今日は雨の日なので思わず聞いてしまいました。

A:これは単純な話、雨だと空を見上げた時に目に雨が入って集中しにくいという理由が大きいな。あと、傘などをさしていると視界も少し狭まるし、傘を持つこと自体が他事に脳のメモリを割いて集中しにくいという面もある。

曇りの日はまぁベターという所だな。

快晴や青空がオススメなのは、文字通り大空の「気」を吸収しやすいというのもある。
初日の稽古は基礎鍛錬に加え、気を取り入れて自分を高めリフレッシュする効果も大きいからな。
青空は気の質感が良いし、特に冬の空の抜け感は半端でないからな。
だから基礎レベルが上がりつつ内面の気質もアップできるという二重の意味で、やはり青空は特にオススメだ。

しかし、貴様が稽古を早く行いたいという気持ちもよくわかるので、まずは本日は曇りや雨の日で稽古を行い、4日間のローテーションを終えてから、改めて初日を青空で迎えるというやり方も良い方法だと思うぞ。
他にも、とりあえず初日稽古を本日行い、2日目、3日目、4日目の稽古の時に初日基礎鍛錬を改めて行うというのもオススメだ。
初日稽古は基礎部分なので、他の日の稽古に混ぜても特に問題はないからな。

冬の青空は気質が良いし基礎稽古は数多く行う方が良いので、空が気持ち良い日には出来るだけ積極的に取り組んでみて欲しい。

あと、人によっては雨や曇天、夜空などが合う場合もあるからな。
そのあたりは自分の嗜好や気質と相談して柔軟に取り入れると良いな。